「“地デジ化”難民の人が予想以上」――地デジチューナー人気が加速古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2011年07月25日 10時41分 公開
[古田雄介(ぜせ),ITmedia]
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「“いい意味”でFF14みたいになってほしいですね」――TERAのベータ版パッケージが注目を集める

ソフマップ秋葉原本館 6Fに大きく設置されたTERAコーナー

 地デジチューナー特需とともに、先週末のアキバを盛り上げていたのはハンゲームのMMOPRG「TERA」のキャンペーンだ。7月22日から31日まで、アキバのPCパーツショップや量販店を中心に、DVD4枚組みのインストールディスク「TERAスターティングパッケージ」の無料配布を実施。複数のショップの入り口付近に、紫色の特設ボックスが置かれていた。

 TERAは現在クローズドベータテスト中のMMORPGで、近々の本サービススタートがウワサされている。今回のキャンペーンでは、引換券を持った人にクライアントソフトがインストールできるディスクを無料で提供している。引換券は雑誌や公式サイトのほか、特設ボックスなどにあるウチワなどに付けられているので、実質的にはその場で誰でも入手できる。クライアントソフトは公式サイトからも入手可能だが、データ容量が約25Gバイトと大きいため、環境によってはダウンロードにかなりの時間がとられる。今回のインストールディスクで、その難点を回避できるというわけだ。

 多くのショップはこのキャンペーンを好意的に捉えていた。パソコンショップ・アークは「正直、いままでは国内での盛り上がりはそれほど期待していませんでしたが、ここまで本格的なキャンペーンをされると、見方が変わりますね。パッケージも単にDVDが入っているだけでなく、丁寧な説明書がついていますし、これを機に興味を持つ人も少なくないでしょう」と語る。

 ソフマップ秋葉原本館も「昨年のFF14がそうでしたが、PCゲームのキラーコンテンツが登場する段になると、そのゲームを快適にプレイするためにマシンを新調したり、パーツを強化したりする動きが出ます。自作市場全体の盛り上がりにつながるので、本サービスに向けてどんどんアピールしてほしいですね」と話していた。

 ただし、FF14とは別の動きになると予想する声もある。TSUKUMO eX.は「TERAは比較的低スペックなマシンでも快適にプレイできるので、AMDのFusion APUやミドルレンジ以下のグラフィックスカードがヒットするかなと思います。バリバリのハイエンドが動く感じではないでしょうから、ハードルは低めだと思いますよ」と予想していた。

 そして、期待するのは本サービスの開始後だ。某ショップは「FF14のようにジェットコースター的なことにならなければいいです。とにかくそれだけですね。安定した人気を長期的に獲得できれば、定番ゲームになる素質は十分にあるので、本当にそこだけはがんばってほしいです」と心配気にもらしていた。

アキバ各ショップに無料配布ボックスを設置するキャンペーンの公式ページ(画面=左)。TSUKUMO eX.の入り口付近にあるボックス(画面=中央)。パソコンショップ・アークは入ってスグの場所に設置していた(画面=右)

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