“ハイブリッドモーションPC”はアリなのか?――「FMV LIFEBOOK TH40/D」実力診断:普通のタブレットに飽き足らない人へ(3/4 ページ)

» 2011年08月15日 16時45分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

マルチタッチ対応の10.1型ワイド液晶を搭載

1024×600ドット表示のタッチパネル付き10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載

 液晶ディスプレイのサイズは10.1型ワイド、画面解像度は1024×600ドットに対応する。液晶パネルの駆動方式はTNだ。白色LEDバックライトを搭載しており、表面はフレーム部まで光沢仕様のパネルでシームレスにつながった「フルフラットファインパネル」となっている。

 2ポイントのマルチタッチ機能に対応したタッチスクリーンを採用しており、Windows 7標準のマルチタッチ機能(Windowsタッチ)により、指で画面に直接触れて操作できる。加速度センサーの内蔵により、本体の向きに合わせて、横位置表示と縦位置表示が自動的に切り替わる仕組みだ。

 表示品質は低価格ノートPCとして標準的だが、階調がやや粗めに感じられる。また、タッチセンサーの影響か、画面はごくわずかだが黄色っぽい膜が張られているような感覚がある。

 ノート型スタイルでは、画面の角度が水平に対して135度と、かなり開いた状態で固定され、ヒンジの角度調整を自由にできないのが難点だ。横置き状態での上下の視野角は比較的広めに確保されているので、適切な高さの机の上でタイピングするには問題ないが、気分転換に姿勢を変えたいときなどに、少々の不自由を感じるのは否めない。

 視野角については、スレート型スタイルの横位置表示やノート型スタイルではあまり気にならないが、スレート型スタイルで縦位置表示にした場合に上下方向が狭くなり、少し使いづらく感じた。

スレート型スタイルでは、タブレット端末のように指で直接画面に触って操作できる。ボディが薄いため、スレート型スタイルではキーボードの内蔵を意識せずに使えるだろう。ただし、重さは約1.1キロあるので、片手で持って操作するのは疲れる

薄型軽量ボディながら工夫が見られるキーボードとポインティングデバイス

日本語87キー仕様のキーボードは、主要キーのキーピッチが約16.2ミリ、キーストロークが約1.4ミリだ。最下段にはポインティングデバイスを組み込んでいる

 キーボードは、主要キーのキーピッチで横16.5×縦15.5ミリを確保しており、半角/全角キー(横ピッチ12ミリ)など、左右の端に幅の狭いキーがいくつかあるが、ボディサイズの割には窮屈さを感じない。

 最下段にマウスの左右ボタンに相当するキーが用意されている関係で、スペースバーが左寄りに配置されているため、少し違和感があるが、慣れれば問題ないと思われる。

 タッチ感に関しては、キートップが薄いこともあり、少し反発が強く感じる。また、強くキーを押すと、中央付近を中心にキーボードユニット全体が少し沈む感覚があるが、通常利用の範囲内ではほとんど気にならない。

 なお、マウスの左ボタンに相当するキーの上には赤外線方式の小型ポインティングデバイス(指先ポインター)があるが、この操作性がなかなかよく、すぐに思い通りの場所にカーソルを動かせるようになった。小さなボディながら、よく工夫された入力環境といえる。

ハードウェアキーボードを使えば、タッチ操作のソフトウェアキーボードより快適に文字入力が行える(写真=左)。スペースバーの右には赤外線方式の小型ポインティングデバイス(左クリックボタン兼用)と、右クリック用のキーが用意されている(写真=右)

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