同社 主任開発技術担当部員 TM/ノートブック開発 第三TVT開発の與茂考嗣氏は、ソフトウェアにおけるThinkPad Tabletの優位性を解説した。日本語入力ソフトでは、「iWnn」を導入したほか、手書き感覚で使えるメモアプリ「Notes Mobile」、登録した5つのアプリと設定ユーティリティを呼び出す「レノボ・ランチャー」を紹介した。
ビジネス利用で重要なセキュリティ機能では、本体のフラッシュメモリ、メディアカード、内部ストレージでデータの暗号化に対応し、外部と接続できるMicro USBインタフェースはパスワードによる接続制御が可能であること、また、ウイルス対策ソフト「McAfee Mobile Security」と盗難紛失対策のデータリモート消去機能「Absolute Solution」をデモを交えて解説した。

ビジネス利用を想定したThinkPad Tabletでは、盗難紛失時にデバイス追跡とリモートによるデバイスロックを行えるMcAfee Mobile Securityと(写真=左)、「Absolute Solution」を(写真=右)標準構成で用意する企業の大量導入などで必要になる統合管理機能では、無線LAN接続設定のインポートと電力制御(液晶ディスプレイ表示のオン/オフに連動、または、設定したスケジュールに合わせた無線LANのオン/オフ切り替え)、Androidの標準設定機能を拡張する「レノボ・デバイス・マネージメント」と、サードパーティの管理アプリとの連携を紹介した。


企業導入で求められる環境設定のインポートでは、無線LANの設定事例が紹介された(写真=左)。また、無線LANモジュールの電力制御も行える(写真=中央)。ThinkPad Tabletに導入した「レノボ・デバイス・マネージャー」は、Androidの標準設定機能を拡張して、レノボが用意した設定モジュールによってmicro SDカードスロット、USB、カメラ、無線接続などの有効無効の切り替えなどを設定できるほか、サードパーティの管理ソフトとの連携も可能にする(写真=右)

説明会会場には、ThinkPad Tablet向けのオプションが展示されていた。ThinkPad X100eシリーズでも使えるワンショルダーは、内張りに赤い布を使うなど、デザインをThinkPadシリーズとそろえている(写真=左、中央)。ヘッドフォンも右側を赤く染めている。ヘッドフォンを収納するポーチが実はマニアには人気、だそうだ(写真=右)
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