「小さいは正義」――標準より6センチ短いGTX 560 Tiカードが話題に古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2011年10月11日 11時14分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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「価格も静音性も同じだから魅力的ですよね」――短いグラフィックスカードの利点

エルザ「GLADIAC GTX 560 Ti mini 1GB」

 先週、エルザのGeForce GTX 560 Tiカード「GLADIAC GTX 560 Ti mini 1GB」が複数のショップに入荷した。価格は2万4000円弱で、在庫は潤沢。カード長が170ミリと、ミドルレンジ以上のグラフィックスカードとしては際だって短いのが特徴だ。すでに出回っている同社のGTX 560 Tiカード(GLADIAC GTX 560 Ti 1GB)と比べると、69ミリも短縮されている。

 GLADIAC GTX 560 Ti mini 1GBは、コアクロックやメモリクロックは標準仕様で、822MHz/2004MHzとなる。GDDR5メモリの容量も1Gバイトと標準だが、ピーク時の消費電力はリファレンスの170ワットから175ワットと若干高い。補助電源コネクタは6ピン×2個。カードの厚みはスロット2段分を占有する37ミリとなる。

 明確な特徴から各ショップで注目を集めている。ドスパラ パーツ館は「価格も静音性も普通のGTX 560 Tiカードと変わらず、少しだけ消費電力が高いかもという程度。これなら、カード長の短さを重視して購入する人は多いでしょう。一般的なミドルタワーケースの場合、カードが長いとSATAケーブルが整理しにくくなるので、ほかにデメリットがないなら、短いに越したことはないですからね」と話していた。

 また、170ミリというカード長は、mini-ITXマザーの寸法(170ミリ×170ミリ)と同じため、コンパクトなmini-ITXケースにも組み込める場合が多い。その点については「GTX 560 Tiを使うなら電源の容量も必要にあるので、ATX電源が搭載できるケースでないと危険でしょう」(TSUKUMO eX.)と慎重な意見が多かったが、小型マシンで最高性能の描画環境を追求するユーザーには貴重な選択肢となりそうだ。

 こうした小型のグラフィックスカードは、需要がある程度満たされたカテゴリでもヒットを飛ばしやすいという。ある仕入れ担当のスタッフは「ある程度ハイスペックなGPUが載っていて、カードが細かったり短かったりすると、物理的な制限から増強をあきらめていたユーザーが『これならウチのマシンにも挿せる』と買っていく動きが出ますからね。1年前に2段占有のロープロファイルカードが出回ったときもけっこう好調に売れていたと聞きますし、スペースに余裕があまりないというユーザーは割と多いようです。まあ、単に同じ性能がコンパクトなほうがいいという価値観もあるでしょう。小さいは正義です。はい」と語る。

GLADIAC GTX 560 Ti mini 1GBの宣伝シート(写真=左)。同じ時期にXFXから登場した、Radeon HD 6770の1段占有カード「HD-677X-ZMF3」。価格は1万2000円弱だ(写真=中央)。2010年9月ごろに出回ったPalit製のGeForce GTS 450カード。ロープロファイル対応ながら、2段占有の厚みがある(写真=右)

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