ストレージ関連は速さがキーワードになる新製品が注目されていた。HDDで目立っていたのは、日立製の3.5インチドライブ「0S03385」。SATA3.0対応の1Tバイトモデルで、1枚のプラッターで作られているのが特徴。価格は5000円弱だ。クレバリー1号店は「プラッターが1枚しかないから、ヘッドの切り替え時間がありません。なので同じ7200rpmのドライブでも、よりスピードが出ます。部品が少なくて壊れにくい利点もあるので、安定して売れると思います」と話していた。なお、バルク版で同様の特徴を備えたドライブは、9月中旬から出回っている。価格はリテール品と同じ5000円前後だ。
SSDでは、プレクスターの128GバイトSSD「M2P PX-128M2P」が脚光を浴びていた。SATA 3.0対応のMLCモデルで、256MバイトのDDR3キャッシュを内蔵している。価格は2万円前後で、最大速度はリード500Mバイト/秒、ライト320Mバイト/秒となる。
パソコンショップ・アークは「ライト速度がすごく速いSSDになりますね。リードだけなら、600Mバイト/秒近く……SATA 3.0の限界ギリギリまでいくモデルもありますが、ライトでここまで速いのは貴重です」と語る。
そのほか、フラッシュ系の新製品としては、MICRODIAから変わり種のUSBメモリが出回っていた。USB 2.0に対応する4Gバイトの「Flash-Key」シリーズで、ボディの素材別に「WOOD OF EDO」と「BAMBOO NATURE」、「LEATHER VOGUE」、「LEATHER OMEGA」の4種類をラインアップしている。それぞれに「がんばろう! 日本」や「負けるな! 日本」といったメッセージが刻まれているのが特徴だ。価格はそれぞれ700円以下となる。
入荷したTSUKUMO eX.は「まあ見た目のインパクトで買っていく方がいらっしゃたらうれしいです」と、冷静な視点でワゴンに並ぶFlash-Keyシリーズを眺めていた。
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