

7型ワイド(800×480ドット)の液晶ディスプレイを搭載し、厚さ11.9ミリ/重量約400グラムのピュアタブレットボディだ。タッチパネルは初代LifeTouchの感圧式に代わり、静電容量方式(4点マルチタッチサポート)を採用。また「営業・接客時にて、商品カタログとして見せる場合によりあざやかに表示できる」などの理由で、表面は光沢仕様となる。ただ、相応に周囲が映り込み、指紋の付着も目立つ。側面に赤外線ポート(送信のみ)を備え、リモコン的サービスの展開にも対応する

裏面に5MピクセルのAFカメラ。薄型Androidタブレットとしては珍しく、バッテリーを着脱・交換できるのはビジネス向けならではのポイントだ。上面にストラップホール、底面に標準サイズのSDメモリーカードスロット、3.5ミリステレオピンジャック、Micro USB(充電用)を備える

試作機では、シニア/スリムなど利用シーンに応じたホーム画面を複数用意してあった。納入先企業のニーズに応じてカスタマイズ可能だという。ホームセキュリティ系サービスと連携し、“情報ウインドウ”として機能する機器としての利用シーンも想定される。

OSはAndroid 2.3.4。「ビジネス向けのため、実績と(検証が深く済んでいることからくる)扱いやすさからこのバージョンとした」という。無線LANは、オフィス内や工場など、無線LANアクセスポイント(AP)が複数あるエリアにおいて“移動中の一番近いAPへ即座に切り替えるようにする”「無線LANハンドオーバー機能」を備える。電波がぎりぎり入ってしまうだけに遠くのAPを捕まえっぱなしで逆に迷惑──というシーンが個人向けスマートフォンでよくあるが、この非効率さを低減するオフィス向けならではの便利そうな機能だ
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