こいつは春からいい夢を見ました──「Cintiq 24HD」の魅力を“漫画家の卵”が使って知る:ひーっ、デカイ! カッコイイ!(3/4 ページ)

» 2012年01月05日 11時30分 公開
[山田祐介(撮影:矢野渉),ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

横に大きく、より美しくなった液晶パネル

 液晶パネルに関しては、縦方向の大きさや解像度はCintiq 21UXと変わらず、324ミリ/1200ドットとなる。一方、横方向は大きさが432ミリから518.4ミリへ、解像度が1600ピクセルから1920ピクセルへと拡大した。イラスト制作用アプリケーションでパレットやインタフェースを左右に配置しても、広い作業スペースを確保できる。

 従来モデルより高品位なディスプレイを採用していることもCintiq 24HDの特徴だ。ワコムによると、従来モデルでは、確認用のディスプレイを別途用意しているユーザーも多く、「1台で済ませられるようにしてほしい」といった声が少なからず寄せられたという。新製品はワコムの液晶タブレットとして初めてAdobe RGBに対応し(カバー率は92%)、印刷を前提にした作業でも利用できるようになった。

 また、IPS方式の採用による高視野角にも注目したい。現行のCintiq 21UXもIPS方式を採用しているが、同製品の視野角が水平170度/垂直170度なのに対し、新製品は水平178度/垂直178度に改善した。

 高視野角は歓迎したい一方で、画面を斜めに見ると、ペンが接するパネル面と表示面との間に生じる視差が気になってくる。Cintiq 24HDにおいてもこの問題は残っているが、Cintiq 21UXはガラス面と表示面の距離が2.9ミリだったのに対し、新製品は2.6ミリとわずかに改善された。また、視差を軽減するための位置調整機能も用意している。ただ、画面が大きい分、画面の端で視差が大きくなりがちだ。

 パネル表面は、ノングレア処理が施され光が反射しにくくなっているが、平置きすると天井の光源が入り込むこともあった。平置きにしても周囲の光源が写り込まない場所を角度に設置するか、角度を調整する必要がある。また、Intuos4と比べるとパネル表面の摩擦抵抗が少なく、ペンが滑りやすい。その感覚は、Intuos3の標準シートと同じぐらいだ。ペンの滑り具合はユーザーによって好みの分かれるところなので、店頭の展示モデルでその具合を実際に試すことをお勧めする。

 入力端子は、DVI-I 29ピンとDisplayPortをそれぞれ1基搭載する。DVIケーブル、DVI-RGBケーブル、DisplayPortケーブルは付属するが、Mini DisplayPortに対応したケーブルは付属しない。出力端子としては、USBポートをディスプレイ側面に1基備えている。

B4サイズの漫画原稿用紙が小さく見える24.1型ワイドの画面サイズ(写真=左)。ペンが触れるパネル面と液晶の表示面との間に距離があるため、斜めから画面をみるとペンとポインタとの間にズレが生じる(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年11月07日 更新
  1. メーカー自身がバックドアを仕込み、犯罪集団に“販売” 乗っ取られたTV用端末130万台超、Googleが遮断 日本の警察庁も参加 (2026年11月05日)
  2. Windows PC向けゲームの「ロード待ち」はなぜ起こる? 背景に過去との「互換性」 (2026年11月05日)
  3. 画面は見やすく広告なし! 睡眠モニター機能はどう? Amazonの新型スマートクロック「Echo Time」の使い勝手と気になる点 (2026年11月06日)
  4. 耳をふさがないEDIFIER「Comfo Bass Pro」は朝から夜まで充電不要 1万円強でLDACとDolby Audio対応、在宅勤務の“つけっぱなし”にピッタリ (2026年11月06日)
  5. 初登場時の約3倍! でも“通常価格”の120万円台に高騰した「GeForce RTX 5090」――それでもアキバで買い手が途絶えない理由 (2026年11月07日)
  6. 手書き文書の文字起こし+会話録音も可能なスマートノート Makuakeで先行販売を開始 (2026年11月05日)
  7. ミュンヘン市はなぜ再びオープンソースソフトウェアへ回帰するのか? 脱Microsoftを巡る欧州の最新事情 (2026年11月04日)
  8. ソニー、初代ウォークマン付属ヘッドフォンをイメージしたType-C有線ヘッドフォン (2026年11月07日)
  9. 月1200ドルのAIコストが電気代20ドルで済む? NVIDIA「RTX Spark」搭載PCのデモで見えた“ローカルAI”の実力 (2026年11月04日)
  10. 価格は約9万円に上昇、それでも“買い”か? DJIの360度カメラ「Osmo 360 II」を初代と比べて分かったこと (2026年11月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー