　週末の特価品で目立っていたのは、「2500円」というキーワードだ。DDR3メモリの緩やかな値上がりが続く中、クレバリー1号店はPatriot製のDDR3-1600メモリ 4Gバイト×2枚セットを週末限定2493円で販売していた。同店は「現状から考えるとかなりギリギリですが、2500円が切れたのは大きいかなと思います」と語る。

　一方、PC DIY SHOP FreeTは、同様の価格帯でMSIのRadeon HD 5450カードを数量限定販売していた。価格は2480円。エントリークラスのカードながら、DVI／HDMIとアナログRGB出力が可能。消費電力もピーク時で13.5ワットと低いのが特徴だ。

　同店は「メインのグラフィックスカードから出力を増やすために追加したり、オンボードグラフィックスのないプラットフォームで安く済ませるなど、さまざまな用途に使えます。わりと大量に入荷したつもりですが、週末中に売り切れる可能性は高そう」と大きな反響を予想していた。

　オンボードグラフィックスやCPU統合GPUで映像出力するプラットフォームにも、戦略的なセット値引きが各ショップでみられる。

　例えばTSUKUMO eX.は、AMDの統合プロセッサ「A6-3670」とギガバイト製A75／A55マザーとのセット割引を実施中だ。A6-3670と「GA-A75MS2V」のセットは1万6960円が1万3980円に、「GA-A55MDS2」とのセットは1万4460円が1万1980円になる。「かなり高い描画機能を備えたプロセッサですが、マザーとセットでIONマザー並みの価格になるんですよ。普通にインターネットやオフィスソフトを扱うだけなら十分快適に動くマシンが、相当安く組めます」とプッシュしていた。