高速4テラHDDにC2ステップSandy-E――物欲を一段突き上げる新顔ラッシュ古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2012年01月30日 08時30分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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サウンド&LANカードをプラスしたX79マザーがASRockから登場

TSUKUMO eX.のPOP。8万円切りする3960XのPOPもたまに見かけるようになった

 CPUは、昨年11月に登場したインテルのハイエンド向けモデル「Sandy Bridge-E」の注目度が高いが、売れ筋のCore i7-3930Kの品薄傾向はなおも続いている。TSUKUMO eX.は「上位の3960Xは高根の花という感じで、あまり動かないんですよね。やはり3930Kの弾数をもっと増やしたいところです」ともらす。

 複数のショップの話によると、2月中旬に新ステッピングに切り替わるタイミングで3930Kも潤沢に出回る可能性が高いようだ。某ショップは「新ステッピングになるとオーバークロック耐性が上がるという説があるので、入荷時のスタートダッシュも期待できそうです」と話していた。そして、週末にはドスパラ パーツ館がバルク版の新ステッピング「C2」モデルを入荷。リテール版も早い時期からの普及が期待できそうな状況だ。

※記事初出時、CPUの型番に誤りがありました。正しくは「3930K」です。おわびして訂正いたします。

 すると、対応するX79マザーの注目度の高まるのは必定。現在もコンスタントに話題作がリリースされており、先週もASRockから「X79 Extreme6/GB」と「X79 Extreme6」の2モデルが登場している。価格は順に3万2000円弱と2万8000円弱だ。どちらもマザーボードのデザインは同じで、8基のDDR3スロットと3基のPCI Express x16スロットを備える。さらに型番末尾に「〜/GB」が付くモデルは、クリエイティブのサウンドCore3Dに、ブロードコムのギガビットイーサを加えた独自の拡張カード「ASRockゲームブラスター」を付属しているのが特徴だ。

 ドスパラ パーツ館は「ASRock待望のメモリ8スロットモデルです。8スロットタイプとしてはお値段も安いのでヒットが期待できそう。『〜/GB』は、よりサウンドにこだわる人におすすめですね。やはり、サウンドは別基板にしたほうがノイズを拾いにくいですから」と語る。

 なお、先々週には、ギガバイト(CFD販売)から、Bluetooth 4.0とIEEE802.11b/g/n対応カードを付属したZ68マザー「GA-Z68XP-UD4/WIFI/G3」が登場しており、独自の付加カードを付属したマザーが目立ってきている。こうした動きについては、某ショップは「ベース基板をいじらずに各国の事情にあわせたモデルが手軽に作れるという事情だったり、各社のマザーに最適化したオプションカードという固有の付加価値を育てるという狙いだったり、モデルによって背景はさまざまですが、普通より気合いを入れて投入しているのは確かなので、ニーズとマッチしたらかなりお得な思いができると思いますよ」と話してた。

ASRock「X79 Extreme6/GB」と「X79 Extreme6」(写真=左)。X79 Extreme6/GBに付属する「ASRockゲームブラスター」の解説図(写真=中央)。1月中旬に登場したギガバイト「GA-Z68XP-UD4/WIFI/G3」(写真=右)

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