レア感がたまらない14型ノート――“モダンジオメトリック”な「VAIO C」の誘惑Core i搭載で4万円台から(1/3 ページ)

» 2012年04月11日 07時30分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

人の好みはいろいろ、だったらPCのカラバリも……

14型ワイド液晶搭載ノートPC「VAIO C(CA)」。写真のカラーはプレミアムデザインの「モダンジオメトリック」

 「VAIO C」は、華やかなカラーとデザインバリエーションが特徴のスタンダードなノートPCだ。店頭販売向けの標準仕様モデルは15.5型ワイド液晶搭載機「VAIO C(CB)」のみだが、同社直販のソニーストアなどで取り扱うVAIOオーナーメードモデルでは14型ワイド液晶搭載機「VAIO C(CA)」が用意されている。

 2011年春のフルモデルチェンジ時には、ビビッドな集光材の利用が注目されたが、2011年秋冬モデルからは、直販モデルのカラーバリエーションを増やし、UV印刷が個性的なプレミアムデザインを含め、全9種類のカラー/デザインが選択できるようになっている。

 今回は、店頭では珍しいVAIOオーナーメードモデルの14型ワイド液晶搭載機「VPCCA4AJ」を入手した。しかも「モダンジオメトリック」と呼ばれるプレミアムデザインを選択した構成だ。いつものように、じっくりとレビューしていこう。

独特の幾何学パターンで華やかさを演出する「モダンジオメトリック」

 VAIO Cで選べるカラーとデザインのバリエーションは豊富だ。集光材によって電気いらずでボディが光って見えるオレンジ、グリーン、レッド、ピンクの4色に加えて、透明樹脂を重ねたブラック、ホワイト、ブルーの3色も用意。さらに、プレミアムデザインのモダンジオメトリックとエレガントフラワーの2つを合わせた計9種類から選べる。なお、プレミアムデザインを選択すると、価格は5000円増になる。

VAIOオーナーメードモデルのカラーバリエーションは、基本の7色(写真=左)に加えて、エレガントフラワー(写真=中央)とモダンジオメトリック(写真=右)のプレミアムデザインも選べる

 今回入手したモダンジオメトリック柄の外観は、クリアブラックの天面とパームレスト部に、繊細な幾何学パターンをあしらっており、アクセサリーのようなキラキラした印象だ。幾何学パターンとクリアブラックの透明感との相性がとてもよく、独特のエレガントな雰囲気を演出することに成功している。

 この幾何学パターンは紫外線照射によって硬化するUV(Ultra Violet)インキを利用したUV印刷によるものだが、中でも特殊な疑似立体印刷技術が使われている。パターンをルーペなどで拡大してみると、確かにエンボス加工をしたような立体感を確認できるが、これは細い線と太い線で版下を分けて2回印刷することにより、奥行き感を出しているという。

 また、転写素材には薄いPETフィルムを上下にラミネートした紙素材を使い、紙素材特有のシボ感を残すことで、無機質さがない、独特の質感を出している。紙素材と聞くと燃えてしまわないかどうかが心配になるが、難燃性の素材に囲まれているので、危険性はないとのことだ。

モダンジオメトリックは、ブラックをベースとして、天面とパームレスト面に特殊な疑似立体印刷技術を採用している

14型ワイド液晶を搭載したコンパクトなボディ

 ボディのサイズは、標準のSバッテリー装着時で341(幅)×235.2(奥行き)×27.9〜36.2(高さ)ミリ、重量は約2.45〜2.6キロだ(構成によって変化)。15.5型ワイドモデル(幅375.1×奥行き250.9×高さ31.3〜39.6ミリ、約2.85〜3キロ)に比べると、かなりコンパクトにまとまっている。

 また、素材やカラーバリエーションは共通ながら、選択するカラーやデザインによっては全体のイメージも15.5型モデルとはかなり違う。ボディが一回り小さい14型モデルは、15.5型モデルよりキーボード周囲に多くクリア素材が使われており、VAIO Cの個性的なデザインがより強調されるのだ。

標準のSバッテリーは、容量44ワットアワー(10.8ボルト 4000mAh)だ。ACアダプタのサイズは、据え置きメインの14型ノートPCとして標準的なサイズとなっている

 バッテリーは、標準のSバッテリー(BPS26)のほかに、別売の長時間タイプとなるSバッテリー(BPS26A)とLバッテリー(BPL26)の合計3種類が用意されており、それぞれ公称の駆動時間は約4〜5時間、約5.5〜7.5時間、約7.5〜11時間となっている。

 基本スペックを柔軟にカスタマイズ可能なモデルだけに、構成によってバッテリー駆動時間の振れ幅が大きいのは仕方がないところだ。後ほど、実機によるテスト結果を掲載するので、それがある程度は参考になるだろう。

 なお、Lバッテリーは底部に張り出すタイプで、装着時は最厚部が56.4ミリと厚くなる。ACアダプタのサイズは実測で47(幅)×127(奥行き)×31(高さ)ミリ、重量352グラムと、据え置き型ノートPCとしてはごく普通のサイズといえる。

通常電圧版Core iを中心に、柔軟な構成が可能

 基本システムは、CPUに通常電圧版の第2世代Core iシリーズ(開発コード名:Sandy Bridge)を搭載し、チップセットにはIntel HM65 Expressを採用している。

 CPUの種類、メモリ容量、データストレージ、液晶ディスプレイの画面解像度など、細かい仕様はVAIOオーナーメードモデルのCTOメニューでカスタマイズが可能だ。

 CPUの選択肢は、Core i7-2640M(2.8GHz/最大3.5GHz)を筆頭に、Core i5-2540M(2.5GHz/最大3.3GHz)、Core i5-2450M(2.5GHz/最大3.1GHz)、Core i3-2370M(2.3GHz)、Core i5-2350M(2.3GHz)と5種類が用意されている。

 グラフィックス機能は、液晶ディスプレイの画面解像度によって自動的に決まり、1600×900ドットを選ぶと外部GPUのAMD Radeon HD 6470M(512Gバイト)が搭載され、1366×768ドットを選ぶとCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000になる仕様だ。

底面にあるネジ止めされたカバーを外すと、2基のSO-DIMMスロットとHDDにアクセスできる

 メモリはPC3-10600 SO-DIMMに対応。2Gバイト(2Gバイト×1)から8Gバイト(4Gバイト×2)まで選択できる。2枚のモジュールを使うとデュアルチャンネルアクセスが有効になるため、パフォーマンスにこだわるならば8Gバイト(4Gバイト×2)か6Gバイト(4Gバイト+2Gバイト)の構成をおすすめしたい。

 データストレージには2.5インチHDDを採用しており、回転速度と容量は6種類から選べる。5400rpmでは750Gバイト、7200rpmでは640Gバイトが最大容量だ。ほかのCTOメニューが豊富な一方、SSDの選択肢がないのは少々惜しい。右側面に搭載する光学ドライブは、DVDスーパーマルチドライブのほか、記録型のBlu-ray Discドライブ(BD-RE)やBD-ROMドライブが選べる。

 通信機能は1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0+HSを標準で装備。本体の端子類は、USB 3.0を1基備えるほか、USB 2.0を3基、メモリースティックデュオ(PRO-HG対応、マジックゲート対応)/SDメモリーカード(SDXC/SDHC対応)共用スロット、HDMI出力、アナログRGB出力など、必要十分な内容だ。液晶フレームの上部には有効31万画素のWebカメラも装備している。

前面にメモリカードスロットとワイヤレス通信のスイッチを配置(写真=左)。背面はバッテリーに占有されており、インタフェース類はない(写真=右)

左側面にはUSB 3.0、USB 2.0、HDMI出力、アナログRGB出力、有線LAN、ACアダプタ用のDC入力、盗難防止ロック用コネクタ、排気口が並ぶ(写真=左)。右側面には、光学ドライブ、2基のUSB 2.0、音声入出力の端子を備える(写真=右)

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