新ファームウェアで向上した「OCZ Vertex 4」の性能をチェック!:登場当初からさらにパワーアップしたという(2/3 ページ)

» 2012年05月22日 16時30分 公開
[長畑利博,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Evelest 2.0と新ファームウェアの性能を検証

 今回の性能検証で、テスト用に用意できたのが最大容量の512Gバイトモデルであるため、新しいファームウェアの恩恵は少ないが、専用ユーティリティでバージョンアップしたのち、下記のベンチマークテストで測定した。また、ファームウェアをバージョンアップする前のVersion 1.3で計測したデータも並べている。なお、容量が異なるため直接の比較対象とはならないが、参考データとしてPLEXTORの「PX-128M3」を用意し、同条件で測定をしている。すでに掲載したSSDのレビュー記事とほぼ同じシステム構成でテストしているので、これらの製品との性能比較も可能だ。評価で用いたベンチマークテストは「CrystalDiskMark v3.0.1C」と「HD Tune Pro 5.00」、「PCMark 7 1.04」、「AS SSD Benchmark」だ。接続設定はすべてAHCIモードで、Serial ATA 6Gbps用インタフェースを使用した。

テスト環境
CPU Core i7-2600K(3.4GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.8GHz)
マザーボード ASUS P8Z68M-PRO(Intel Z68 Express)
メモリ Corsair Memory CMX4GX3M2A1600C9 PC3-12800(DDR3 1600MHz DDR3 SDRAM 2Gバイト×2枚)
システムSSD RealSSD C300(64Gバイト)
OS 64ビット版 Windows 7 Ultimate

CrystalDiskMark v3.0.1C

1000MB All 0x00、0Fill

OCZ Vertex 4
PX-128M3

1000MB

OCZ Vertex 4
PX-128M3

4000MB All 0x00、0Fill

OCZ Vertex 4
PX-128M3

4000MB

OCZ Vertex 4
PX-128M3

 「CrystalDiskMark 3.0.1c」では、テストファイルのサイズを1000Mバイトと4000Mバイトそれぞれで、テスト項目では、デフォルトの「ランダムデータ」と「0」連続して書き込む「0Fill」を計測した。Vertex 4でランダムアクセスと0fillで比較すると、極端に大きな差はなく、データの圧縮などを行っていないのが分かる。テストサイズ1000Mバイトのランダムのスコアでは、シーケンシャルリードで498.6Mバイト/秒と公称値より落ちる。ファームウェアのv1.3とv1.4の違いでは、ライトについて極端な差はないが、メーカーの説明にあるようにシーケンシャルリードが大きく向上している。参考までに、書き込みについては、容量が大きいこともあり、PX-128M3はもちろんのこと、M3 ProやIntel SSD 520なども上回る。

HD Tune Pro 5.00

64KB Read

OCZ Vertex 4
PX-128M3

64KB Write

OCZ Vertex 4
PX-128M3

8MB Read

OCZ Vertex 4
PX-128M3

8MB Write

OCZ Vertex 4
PX-128M3

ファイルベンチMixed

OCZ Vertex 4
PX-128M3

ファイルベンチRandom

OCZ Vertex 4
PX-128M3

ファイルベンチZero

OCZ Vertex 4
PX-128M3

ランダムアクセスRead

OCZ Vertex 4
PX-128M3

ランダムアクセスWrite

OCZ Vertex 4
PX-128M3

 基本性能を測定する「Benchmark」テストでは、データファイルのサイズを8Mバイトと64Kバイトの2通りでリードとライトを計測している。Vertex 4は、リード時でファイルサイズ8Mバイトの条件で、最大値が497.4Mバイト/秒、64Kバイトの条件で300.2Mバイト/秒、ライト時は最大値が457.4Mバイト/秒、64Kバイト時は387.1Mバイト/秒になった。8MバイトについてはCrystalDiskMarkと大差のないが、64Kバイトでは大きく性能を落としている。とはいえ、これはSSDとしては一般的な傾向といえる。

 「File Benchmark」では、0Fillやランダムデータ、その2種類を混ぜて計測するMixedといったファイルを読み書きしてIOPSの計測を行う。NCQ使用時のランダム4KBの性能を調べる「4K random multi」の数字はリードライトともに以前評価したM3 ProやIntel SSD 520と比較しても高い。小さなファイルの連続転送などが効率的に行えることを示しており、アプリケーションやWebブラウザを利用するときの体感速度にも表れる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年11月07日 更新
  1. メーカー自身がバックドアを仕込み、犯罪集団に“販売” 乗っ取られたTV用端末130万台超、Googleが遮断 日本の警察庁も参加 (2026年11月05日)
  2. Windows PC向けゲームの「ロード待ち」はなぜ起こる? 背景に過去との「互換性」 (2026年11月05日)
  3. 画面は見やすく広告なし! 睡眠モニター機能はどう? Amazonの新型スマートクロック「Echo Time」の使い勝手と気になる点 (2026年11月06日)
  4. 耳をふさがないEDIFIER「Comfo Bass Pro」は朝から夜まで充電不要 1万円強でLDACとDolby Audio対応、在宅勤務の“つけっぱなし”にピッタリ (2026年11月06日)
  5. 初登場時の約3倍! でも“通常価格”の120万円台に高騰した「GeForce RTX 5090」――それでもアキバで買い手が途絶えない理由 (2026年11月07日)
  6. ミュンヘン市はなぜ再びオープンソースソフトウェアへ回帰するのか? 脱Microsoftを巡る欧州の最新事情 (2026年11月04日)
  7. 手書き文書の文字起こし+会話録音も可能なスマートノート Makuakeで先行販売を開始 (2026年11月05日)
  8. ソニー、初代ウォークマン付属ヘッドフォンをイメージしたType-C有線ヘッドフォン (2026年11月07日)
  9. 月1200ドルのAIコストが電気代20ドルで済む? NVIDIA「RTX Spark」搭載PCのデモで見えた“ローカルAI”の実力 (2026年11月04日)
  10. 価格は約9万円に上昇、それでも“買い”か? DJIの360度カメラ「Osmo 360 II」を初代と比べて分かったこと (2026年11月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー