「DZ77RE-75K」で、Visual BIOSとThunderboltを使ってみた:イマドキのイタモノ(3/3 ページ)

» 2012年06月02日 18時42分 公開
[林.佑樹,ITmedia]
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DZ77RE-75Kで使えるThunderboltの性能は?

 マザーボードそのものが、すでに登場している「DZ77GA-70K」とほぼ同じ機能となっているので、汎用のベンチマークテストにおいて、DZ77RE-75Kに特定で注目すべきポイントはない。やはり、新しく追加したThunderboltが気になるところだろう。そこで、Thinderboltに対応する周辺機器でデータストレージ系の製品を接続し、その転送速度をUSB 3.0などに接続した場合と比較してみた。

 用意したThunderbolt接続の周辺機器はLACIEでMacOSに対応する外付けストレージユニット「Little Big Disk」を用意したが、すでに搭載している2台の2.5インチHDD(容量500Gバイト)がMacOSに対応したファイルシステムでフォーマットされたうえにRAID 0を構築しているため、この性能評価では、Little Big Diskに内蔵するHDDを取り出し、その代わりにPLEXTORのSSDで容量256GバイトのM3 Proを接続し、ベンチマークテストのCrystalDiskMark v3.0.1Cと、PCMark 7で外付けストレージの性能を測定するSecondary Storage Score、そして、Windowsフォルダ(容量は、約11.4Gバイト)のデータを転送する時間を、USB 3.0接続とUSB 2.0接続のそれぞれで比較した。なお、USB 3.0とUSB 2.0接続のときはBUFFALOの「HD-H1.0TU3」にM3 Proを搭載して測定している。

BIOSでThunderboltコントローラを有効にしておく(写真=左)。数少ないThunderbolt対応周辺機器として出荷しているLACIEの外付けストレージユニット「Little Big Disk」に内蔵するシステムボード(写真=中央)と、そこに載るThunderboltコントローラ(写真=右)。今回の性能評価ではこのシステムボードにPLEXTORのSSDで容量256GバイトのM3 Proを接続して行った

CrystalDiskMark 3.0.1C:readテスト
CrystalDiskMark 3.0.1C:Writeテスト

PCMark7:Secondary storage score
PCMark7:Secondary storage score 個別テスト(その1)
PCMark7:Secondary storage score 個別テスト(その2)

 ベンチマークテストのCrystalDiskMark v3.0.1Cにしても、PCMark 7で外付けストレージの性能を測定するSecondary Storage Scoreにしても、USB 2.0接続から、USB 3.0、そして、Thunderboltと新しい規格のインタフェースで接続するごとに、テスト結果は向上する。特に、CrystalDislMark 3.0.1Cでは、Thunderbolt接続の結果はUSB 3.0接続時と比べて、2〜3倍以上に跳ね上がっている。

 データ転送速度の速さを、一番分かり易いのが“Windowsフォルダ”のコピー処理だろう。システムドライブのSSDから、“外付け”のM3 Proにコピーした場合、USB 2.0接続では15分以上かかっていたのが、USB 3.0で6〜7分、そして、Thunderbolt接続ではわずか3〜4分で10Gバイトを超えるフォルダのコピーが終わっている。


 Ivy BridgeとIntel 7シリーズチップセット搭載マザーボードにおけるThunderboltのサポートにおいては、いろいろと説明するのが難しい過程があったと関係者の間では語られているという。そのあたりの詳細は、追って別な記事として紹介する機会が来るかもしれないが、それはそれとして、予定よりもやや遅れてThunderboltインタフェースを搭載したマザーボードが自作PC市場に登場した。今回行った性能評価でも、その転送速度の向上はもとより、DisplayPortに対応するディスプレイを含めて6台までの機器を接続できるなど、運用の柔軟性にも注目するユーザーは多いだろう。

 周辺機器がまた十分にそろってはいないThunderboltだが、少なくとも機能と性能としては十分に有効な付加価値と考えることができるだろう。

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