日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の「HP Pavilion Desktop PC h9-1280jp/CT」(h9-1280jp)は、PCゲームユーザーのために用意したデスクトップPCの新モデルだ。販売はHP Directplus限定となる。最小構成価格は9万9960円から。発売は6月19日からの予定だ。
ゲームプレイにおけるパフォーマンスを重視しているだけに、このモデルでは、CPUとGPUに最新のアーキテクチャを採用し、冷却機構では水冷のCPUクーラーユニットを搭載する。また、BTOでユーザーが選べる構成でも、システムメモリが最大容量で32Gバイト、光学ドライブでは、BDXL対応Blu-ray Disc ドライブなどを用意する。PCケースも拡張性の高いタワー型で、LEDイルミネーションをサイドパネルなどに内蔵するほか、天面には2基のUSB 3.0などを用意した「タワートップ・トレー」を備える。ケース内部は、効率的なエアフローと静音を両立するため、逆倒立レイアウトを採用した。
CPUは、開発コード名“Ivy Bridge”こと、インテルの第3世代Coreプロセッサー・ファミリーから上位モデルとなるCore i7-3770(3.4GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)、Core i7-3770K(3.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)を選べる。搭載するマザーボードのチップセットにはIntel Z75 Expressを採用し、CPUにCore i7-3770Kを搭載した場合は、倍率変更ロックを解除した状態でオーバークロック設定が可能だ。
GPUでは、選択候補として、GeForce GTX550 TiにGeForce GTX 580、Radeon HD 7700、Radeon HD 7950といった従来のモデルに加えて、NVIDIAの最新アーキテクチャ“Kepler”世代のGPUで最上位となる「GeForce GTX 680」も用意した。ただし、GeForce GTX 680は7月中旬から下旬の提供開始となる。
データストレージでは、最大で、容量3TバイトのHDDが1基の構成以外に、容量256GバイトのSSD(Serial ATA 6Gbps対応)、1TバイトのHDDと2TバイトのHDDの組み合わせでRAID 0、または、RAID 1の構築、そして、2TバイトのHDDを3基組み合わせたRAID 5(容量4Gバイト)の構築も可能だ。
OSは、64ビット版のWindows 7 Ultimate、Windows 7 Professional、そして、Windows 7 Home Premiumから選ぶ。すべてService Pack 1を適用している。アプリケーションでは、Microsoft Office Personal 2010 SP1、Microsoft Office Home & Business 2010 SP1、または、Microsoft Office Professional 2010 SP1が選べるほか、Adobe Premier Elements 10、Adobe Photoshop Elements 10の組み合わせも用意する。
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