“侮れない”軽さと使いやすさ、タブレットの国民機になる……か?──NEC「LifeTouch L」検証USBホスト+標準Wi-Fi印刷+DTCP-IP対応、意外に高機能(4/4 ページ)

» 2012年06月20日 12時05分 公開
[太田百合子(撮影:矢野渉),ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

OMAP 4460+Android 4.0を搭載、かなりスルスル動作する

 最後にベンチマークテストも行おう。

 本機はCPUにデュアルコアのOMAP 4460 HS(1.5GHz)、メインメモリ1Gバイトを実装する。ベンチマークアプリ「Quadrant Professional Edition」を用い、5回計測した平均値は以下の通り。参考スコアとしてAndroid 4.0搭載タブレット、Tegra 3(1.4GHz)搭載の東芝「REGZA Tablet AT830」、OMAP4430(1.2GHz)搭載の「REGZA Tablet AT700」の結果も並べた。

ベンチマークテスト LifeTouch L (参考)
REGZA Tablet AT830
(参考)
REGZA Tablet AT700
Total 2091 2916 1535
CPU 5341 6375 4517
Memory 2323 3032 1570
I/O 1316 3794 801
2D 293 226 151
3D 1184 1153 638

 Tegra 3搭載モデルと比べると値はやや劣るものの、実利用におけるスライド操作やWebページのレンダリング速度はかなり快適。Webサイト表示やプリインアプリ類を普通に活用する範囲でもたつくことはない。

 バッテリー動作時間のカタログ値はWebサイト閲覧時で約13時間、動画再生時で約10時間だ。参考としてAndroidの3Dベンチマークアプリ「Neocore」を明るさ最大状態で連続動作させ、残量100%から50%まで約2時間20分、同0%まで約4時間20分動作した。こちらは高負荷状態=最低でもこれだけ動作するであろう指針としたが、おそらくタブレットでガシガシ連続で使うシーンはさほどない。家庭内であれば数日は充電なしで、あるいは数日の旅行などに持っていくにも安心のバッテリー動作時間を備えているといえる。



photo  

 LifeTouch Lは、確かにとんがった強烈な部分はない。ただ、薄型、軽量、長時間動作、印刷対応、DTCP-IP対応、豊富なプリインストールアプリ、サポート体制など、バランスのよい仕様はかなり高く評価したい。

 でも、安心のファミリー用とするなら防水性能は備えてほしかった。キッチンなどの水回りやお風呂プレーヤーとして活用するシーンのほか、ダイニング/リビングルームでも水にこぼす可能性はある。もっとも同社グループは「MEDIAS TAB N-06D」で防水タブレット、スマートフォン「MEDIAS」シリーズなどをすでに投入し、ノウハウもあるだけに、ここは次に期待といったところか。また、価格帯は東芝のREGZA Tabletシリーズ、富士通のARROWS Tabシリーズと似通うものではあるが、アプリ類不要なので3万円台といった超努力モデルもあれば、この仕様ならおぉぉと思う人は意外にいるだろうと妄想したりする。

 ともあれ、クセがなく、多くの人が安心して使える良バランスなA4オールインワンノートPCのような仕様は、「安心、簡単、快適」を掲げるNECらしい。決してとんがってはいないが、2012年6月現在、日本市場で多く販売されているのは、実はこういったPC。そういった意味で、家庭に導入する、家族のために導入するタブレットとして勧められる1台だ。タブレットもこういったモデルが受け入れられるとなれば、ぐっと一般層にも普及してくる……。そんな部分も期待したい。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月31日 更新
  1. Corsairの縦長ディスプレイ「XENEON EDGE」に待望の白&紫が登場! ガンダムやエヴァコラボの高級デバイスも (2026年03月30日)
  2. 高騰続くPCパーツ市場に変化? DDR5メモリの一部値下がりと依然厳しいストレージ事情 (2026年03月28日)
  3. “パワードスーツ”はもうSFの道具じゃなかった 高尾山でコンシューマー向け外骨格「Hypershell X Pro」を試す (2026年03月27日)
  4. 間もなく始まる「Amazon 新生活セール Final」――買い忘れのないように今からチェック! (2026年03月28日)
  5. SNSの死後削除ニーズは5割! コロナ禍で変化した「おひとりさま信託」の実態 (2026年03月29日)
  6. MSがWindowsのAI統合戦略を転換、パフォーマンスと信頼性向上に注力/Armが自社設計のCPU「Arm AGI CPU」を発表 (2026年03月29日)
  7. 「録音+文字起こし」を耳元で完結 Nottaユーザー必携の“常時装着”AIレコーダー「Zenchord 1」を試す (2026年03月30日)
  8. ベンキュー、量子ドット有機ELパネルを採用した26.5型/31.5型ゲーミングディスプレイ (2026年03月30日)
  9. 「PS5 Pro」は13万7980円に値上げ SIEが4月2日からの価格改定を発表 「日本語専用モデル」は据え置き (2026年03月28日)
  10. ONYX、10.3型電子ペーパー「BOOX Go 10.3」の新モデルを発売 フロントライトモデルも用意 (2026年03月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年