第3回 モバイラー目線で使うと実感する「R632/W1」のムフフなポイント(指紋センサー編):モバイラーが選んだ「dynabook R632」

» 2012年09月11日 17時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

モバイルだからこそ「面倒のない」セキュリティ機能がある

photo 筆者が導入した、カスタマイズ対応の東芝ダイレクトWeb限定モデル「dynabook R632/W1RFK」

 セキュリティ性の向上はもちろん、モバイル利用でこそ便利なのが「指紋認証センサー」だ。薄型・軽量化を推進するUltrabookにおいては採用例が少ないのだが、筆者からするとモバイルで使うのにそれを省いてどうするの? と思うほど重視する機能である。

 というわけで「dynabook R632」は標準で指紋認証センサーがきちんと備わっている。まずWindowsのログオン認証に利用できるので、複雑なWindowsパスワードを設定しておいても0.5秒もあれば認証が終わり、素早くデスクトップにアクセスできる。超ラクだ。

 こちら、パスワードそのものは文字列が多少長くても、自分で設定したものならおおむね覚えているだろうし、入力にもさほど手間はかからないかもしれない。ただ、タイプミスがあると(自分のミスなのに)イラっとするし、それだけムダな時間が発生する。そして、駅や公園などでヒザに乗せ、片手で本体を押さえながら使う──ようなシーンにおいては、入力作業そのものが苦痛だ。そうといって、この時代にセキュリティ対策の初歩であるWindowsパスワードロックさえなしにモバイル環境で使うなんて……筆者は怖くてとてもできないが、みなさんもそうだろう。

photo タッチパッド下部に備える指紋認証センサー

 もちろんスリープなどからの復帰も認証作業は必要になるが、指紋認証センサーならば面倒はほぼ感じない。面倒と思わせない。これは人的ミスが多い情報漏えい事例において、セキュリティ意識の向上に確実につながる手段だ。会議や喫茶店でPCに向かいながらちょっと思考するといった、ごく短時間PCを使わない時に勝手にスリープ状態になるとしても復帰に手間がかからなければよいし、それだけバッテリー動作時間の延長にもつながるとポジティブに考えればよいではないか。

 ちなみに、本機の指紋認証センサーはBIOS起動の認証にも利用でき、「シングルサインオン機能」により1度の指紋認証でWindowsログオンまで一気に処理してくれる。意外と使っている人は少ないと思うが、利便性とセキュリティ性を両立したい人は超便利なのでぜひ活用してほしい。


photophoto BIOSパスワード認証でも指紋認証センサーを利用できる。シングルサインオン機能を使うと、BIOSとWindows、2つの異なるパスワード入力を1度の指紋認証で済ませてしまえるのが超便利(画像=左)。サードパーティ製パスワード管理ソフトでも指紋認証が行えた。専用ソフトだけでの利用に止まらない点も便利だ(画像=右)

 このほか、指紋認証センサーを活用する「指紋認証ユーティリティ」において、ファイルの暗号化解除やWebブラウザ(Internet Explorer、Firefox、Chrome)で使うパスワードマネージャーのマスターパスワード認証用としても活用できる。こちら、サードパーティ製パスワードマネージャーとしてAndroidスマートフォン/タブレット、iPhone、iPad、Windows Phone、Blackberryなどスマートデバイスにも対応する「LastPass」のInternet Explorer向けアドオンでもマスターパスワードの入力代わりに利用できたりもする。

 筆者は以前からスマートフォン用としてLastPassの利用者だったが、PC用ブラウザのパスワード管理までは行っていなかった。さまざまな会員サイトの自動ログインを可能にするパスワード管理機能は便利だが、そのマスターパスワードがもろいと重要な被害を被る可能性がグンと高まる。マスターパスワードは強固な文字列にしつつ、それを指紋認証センサーと組み合わることで、完ぺきとは言えないまでも個人で使うモバイルPCとしてセキュリティ性をしっかり意識しつつ、利便性も大きく高めた運用が行えるわけだ。

 ほかのUltrabookは、モバイルで使うPCなのになぜ指紋認証センサーが付いていないんでしょうかね……。

 (続く)


東芝ダイレクト

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  8. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  9. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー