Windows 8時代のスリムタワーは下位モデルも“Ivy Bridge”に──「VALUESTAR L」2012年PC秋冬モデル

» 2012年10月19日 13時00分 公開
[ITmedia]

ロングセラーのスリムタワーもWindows 8を導入

 「VALUESTAR L」の2012年秋冬モデルラインアップは、23型ワイドの液晶ディスプレイが付属する「VL750/JS」と19型ワイドの液晶ディスプレイが付属する「VL150/JS」を用意する。出荷開始は10月下旬の予定で、実売予想価格はPC-VL750/JSが21万円前後、PC-VL150/JSが10万5000円前後の見込みだ。

 VL750/JSのハードウェア構成は、従来モデルとほぼ同じで第3世代Coreプロセッサー・ファミリーでクアッドコア、TDP 65ワットの「Core i7-3770S」(3.1GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)を搭載する。チップセットはIntel H61 Express。システムメモリはDDR3-1600を8Gバイト(4Gバイト×2枚)載せる。データストレージとして搭載するHDDの容量は3Tバイトと従来モデルから増えた。Blu-ray Discドライブを本体に内蔵する。グラフィックス機能として利用する外付けGPUもGeForce GT 630搭載グラフィックスカードを本体のPCI Express x16対応拡張スロットに組み込む。

 付属する液晶ディスプレイは、サイズが23型ワイドで解像度が1920×1080ドット。IPS方式のスーパーシャインビュー EX液晶パネルを採用する。本体に搭載するインタフェースは、USB 3.0が2基、USB 2.0が6基、ギガビット対応有線LAN、DVI-I、HDMI、さらに、高速転送規格のUHS-Iに対応するSDメモリーカードスロット、メモリースティックデュオスロットも備える。

 OSはWindows 8を導入し、標準構成でMicrosoft Office Home and Business 2010を用意する。

 VL150/JSは、CPUが、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーの「Core i3-3220」(3.3GHz)に変更した。システムメモリは、DDR3 1333MHzを4Gバイト載せて、データストレージは容量500GバイトのHDDのほか、光学ドライブとしてDVDスーパーマルチを本体に内蔵。グラフィックス機能はCPUに統合するIntel HD Graphics 4000を利用する。

 付属する液晶ディスプレイは、サイズが19型ワイドで解像度は1440×900ドット。ビジネス利用を考慮して非光沢タイプのパネルを採用する。本体に搭載するインタフェースには、USB 2.0が6基、ギガビット対応有線LAN、DVI-Dを備えるが、VL750/JSにあったUSB 3.0やメディアカードリーダは搭載しない。OSは、Windows 8を導入し、標準構成でMicrosoft Office Personal 2010を用意する。

VALUESTAR Lシリーズの「VL750/JS」(写真=左)と「VL150/JS」(写真=右)

LaVie/VALUESTARシリーズ店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD/SSD OS 実売価格
VALUESTAR L VL750/JS セパレート Win 8採用、基本性能強化 Core i7-3770S (3.1GHz/最大3.9GHz) 8GB (DDR3) 3TB 64ビット版 Windows 8 21万円前後
VL150/JS セパレート Win 8採用、CPU強化 Core i3-3220(3.3GHz) 4GB (DDR3) 1TB 64ビット版 Windows 8 10万5000円前後
LaVie/VALUESTARシリーズ店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
VALUESTAR L VL750/JS 23型ワイド(IPS) 1920×1080 Intel H61 Blu-ray Disc GeForce GT 630 ─ / Office Home and Business 2010 約9.1キロ
VL150/JS 19型ワイド(ノングレア) 1440×900 Intel H61 DVDスーパーマルチ CPU統合 ─ / Office Personal 2010 約8.4キロ

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