MSI、ゲーミングノートPCの新モデルを間もなく日本投入なんだ! このコンバーチブルは!

» 2012年11月22日 07時58分 公開
[長浜和也,ITmedia]

1000〜2000台限定生産のDragon Editionも登場する

 エムエスアイコンピュータージャパンは、11月21日に日本で間もなく投入する予定のゲーミングノートPCを紹介する製品説明会を行った。欧州や米国ではデルのAlienwareとならんでハイエンドゲーミングPCラインアップとしてトップシェアを競う同社の“G Series”において最上位モデルとなる「GT70 Dragon Edition」「GT70」は、データストレージに2台のSSDを搭載してRAID 0を構成し、最大転送レートは900Mbps相当を実現する。また、キーボードにはPCゲームユーザー向けのモデルを投入しているSteelSeriesが提供したモジュールを搭載した。FPSなどでキャラクターの操作を容易にするため、左Ctrlキーの幅を増やし、そのためにWindowsキーを通常の左下から右下に移動するなど、キーレイアウトをゲーム用に最適化している。

「GT70 Dragon Edition」(写真=左)と「GT70」(写真=右)。Dragon Editionはプレミアムモデルで世界で1000〜2000台の限定生産になる予定だ。パームレストには、龍をかたどったパターンを刻む。GT70はレギュラーモデルながら、MSIのゲーミングマシンで最上位のモデルとなる

 ハードウェア構成は、CPUが第3世代Coreプロセッサー・ファミリーのCore i7シリーズを採用し、グラフィックスコアにはNVIDIAのGeForce GTX 680Mを内蔵する。データストレージはすでに紹介したように2台のSSDでRAID 0を構成するが、そのために容量128GバイトのSSDを2基実装するほか、容量750Gバイトで7200rpmのHDDも搭載する。また、FPSやRTSのネットワークプレイで転送遅延を防ぐため、有線LANコントローラにはKiller DoubleShot Gaming Networkモジュールも用意する。音響システムは、これまでのG Seriesと同様にDynaaudioが監修した。

GT70 Dragon Editionで左側面(写真=左)と背面(写真=中央)、そして、右側面(写真=右)のそれぞれに搭載したインタフェース

 MSIの説明では、GTシリーズでGeForce GTX 680Mを搭載するモデルとGeForce GTX 560Mを搭載するモデルのそれぞれで測定したベンチマークテストの結果は、平均してGeForce GTX 680M(グラフィックスメモリが4Gバイト)搭載モデルがGeForce GTX 560M(グラフィックスメモリが1.5GHz搭載モデルの2.54倍となったという。

Steel Seriesが開発したキーボードを搭載。キーレイアウトがゲームプレイに最適化しただけでなく、7色に光るイルミネーション機能も有する(写真=左)。Dragon Editionは、パームレストに龍を刻む(写真=中央)。ゲームタイトルを用いたベンチマークテストの結果をGeForce GTX 680M搭載モデルとGeForce GTX 560M搭載モデルとで比較する(写真=右)

Trinity採用モデルでは3画面同時出力対応も

 GEシリーズの「GE70」も、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーのCore i7シリーズを採用。外付けのグラフィックスコアはGeForce GTX 660M(グラフィックスメモリはGDDR5を2Gバイト)を実装する。また、データストレージには、容量128GバイトのmSATA SSDと容量750Gバイトで7200rpmのHDDを組み合わせる。ネットワークモジュールは、Killer E2200を内蔵する。さらに、キーボードもSteelSeriresが開発したモジュールを使う。

 「GX60」では、AMDプラットフォームを採用したモデルが登場する。“Trinity”世代のAPUを搭載するほか、外付けのグラフィックスコアとしてRadeon HD 7970Mを実装する。最新世代のRadeon HD 7970Mを搭載するGX60は、AMD Eyefinity Multi Display Technologyをサポートして、背面に搭載したアナログRGB出力、HDMI、DisplayPortに接続した3台のディスプレイに同時出力が可能になる。

 データストレージでは、GT70と同様に、容量128GバイトのSSDを2台内蔵してRAID 0を構成し、最大転送レートで900Mbps相当を実現するほか、容量750Mバイトで7200rpmのHDDも組み込む。また、LANモジュールとしてKillerのGaming Networkingモジュールを採用する。

GE70(写真=左)とGX60(写真=中央)。GX60は、AMDプラットフォームを採用してAMD Eyefinity Multi Display Technologyを採用するので、背面に搭載するアナログRGBとHDMI、Displayportの3画面同時出力が可能だ(写真=右)

MSIもコンバーチブルタイプの薄型ノートを投入か?

 なお、説明会の会場にはスライド機構を搭載したコンバーチブルタイプの薄型ノートPCも展示していた。本体のサイズや重さ、ハードウェア構成については一切明らかにしていない。ただし、非公式のコメントとしては、液晶ディスプレイの解像度はフルHDに対応し、本体の重さは約1キロ強、CPUにはCore i5クラスを搭載して、実売価格は10万円前後を目指すという情報もある。

会場に展示していたコンバーチブルタイプのノートPC。仕様や出荷時期、価格など、説明は一切なかった

左側面(写真=左)に背面(写真=中央)、そして、右側面(写真=右)

コンバーチブルの機構はスライド式を採用し、液晶ディスプレイの角度は自由に変えられる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月29日 更新
  1. ミリ波レーダーで高度な検知を実現する「スマート人感センサーFP2」を試す 室内の転倒検出や睡眠モニターも実現 (2024年03月28日)
  2. ダイソーで330円の「手になじむワイヤレスマウス」を試す 名前通りの持ちやすさは“お値段以上”だが難点も (2024年03月27日)
  3. Synology「BeeStation」は、“NASに興味があるけど未導入”な人に勧めたい 買い切り型で自分だけの4TBクラウドストレージを簡単に構築できる (2024年03月27日)
  4. 「ThinkPad」2024年モデルは何が変わった? 見どころをチェック! (2024年03月26日)
  5. ダイソーで550円で売っている「充電式ワイヤレスマウス」が意外と優秀 平たいボディーは携帯性抜群! (2024年03月25日)
  6. 次期永続ライセンス版の「Microsoft Office 2024」が2024年後半提供開始/macOS Sonoma 14.4のアップグレードでJavaがクラッシュ (2024年03月24日)
  7. サンワ、Windows Helloに対応したUSB Type-C指紋認証センサー (2024年03月27日)
  8. 日本HP、個人/法人向けノート「Envy」「HP EliteBook」「HP ZBook」にCore Ultra搭載の新モデルを一挙投入 (2024年03月28日)
  9. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  10. レノボ、Ryzen Threadripper PRO 7000 WXシリーズを搭載したタワー型ワークステーション (2024年03月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー