【短期集中! Surface RT】ためす! Office 2013 “RT”なんだかんだいってもOfficeは大事(2/3 ページ)

» 2012年11月27日 19時35分 公開
[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

タブレットデバイス向けに変更したUI

Word 2013 RTを単体で起動すると、このテンプレート画面から始まる。SkyDrive連携による既存文書の選択など、作業簡略化を目指したのがOffice 2013 RTの特徴だ

 もともと、ベースとなったOffice 2013にも、タブレットデバイス向けのユーザーインタフェース(UI)を取り入れている。とはいえ、メニューや操作性が従来のOfficeから大幅に変化するわけではなく、タッチ操作向けに工夫したに過ぎない。これは、Office 2013 RTでも同様だ。

 Word 2013 RTでは、起動するとテンプレート一覧を表示する。これは、Excel 2013 RTやPowerPoint 2013 RTでも共通で、過去に開いた文章かテンプレートのいずれかを選択し、すぐに作業を開始できる。導入して使い始めのうちはWordのテンプレートがすべて英語表記になっているが、しばらく使っていると日本語に置き換わっていく。Microsoftによれば、テンプレートは随時更新しているので、“時節の挨拶”のようなテンプレートでは、その時期に適した内容を並べることもオンラインなら可能になる。このあたりは、SkyDriveと連携した機能を生かしたといえる。

 なお、SkyDriveが初期設定で文書の保存先となっている。もちろんデバイス内部のストレージに保存したり、企業向けにサービスを提供している「SkyDrive for Enterprise」との連携も可能だが、「SkyDrive+オンライン環境」を前提としているのは、Office 2013、としてOffice 2013 RTの大きな特徴だ。

 Office 2013 RT「では、「タッチモード」「マウスモード」という2種類の画面モードを用意している。切り替えは画面上部のタッチ型アイコンメニューで行う。2つのモードで画面を比べると、タッチモードでは、メニューボタンやリボンの各アイコンが離れている。これは、タッチで正確なタッピングが難しいため、誤操作を防ぐための措置だ。

Word 2013 RTの動作モードには、デフォルト設定の「タッチモード」(写真=左)と、マウスモード(写真=右)がある。ボタンやリボンの間隔が開いているのがタッチモードの特徴だ。マウスモードでは、従来のOfficeと同じ表示間隔となっている(写真=中央)。切り替えはトップのタッチ型アイコンメニューで行う(写真=右)

 タッチモードでは上部のメニュー領域が広くなるため、その分、作業領域が減る。これは、Excel 2013 RTでモードを切り替えると、作業領域で表示できるセルの数が増減するので確認できる。モードを切り替えてもWord 2013 RTの入力文字サイズやExcel 2013 RTのセルサイズは変化しないため、データ入力やポイント操作がシビアな点は変わらない。このあたりは、手動で表示倍率を変化させて対応するしかない。

タッチモードとマウスモードの違いはExcel 2013 RTだと分かりやすい。セルのサイズや間隔そのものは変化しないため、マウスモードのほうが1画面あたりのセル数が多くなる

 タブレットデバイスで使うOffice 2013 RTは、仕事ですべての用途に使うアプリケーションというより、簡単な編集作業や入力、文章の閲覧と内容の確認に向いている。そのあたりはMicrosoftも認識しており、それは、PowerPoint 2013 RTを起動すると表示するメッセージで示唆しているようにも思える。PowerPoint 2013 RTで白紙のプレゼンテーションを開くと、最初のスライドにタイトルを入力するボックスを表示する。ここに、マウスモードでは「タイトルを入力」となっているが、タッチモードでは「タップしてタイトルを追加」となる。「入力」が「追加」と変わるあたりに、タッチ操作では「簡単な編集」を想定していることを示唆している。

PowerPoint 2013 RTでは、タッチモードで「タップしてタイトルを追加」なのが(写真=左)、マウスモードに変更すると「タイトルを入力」になる(写真=右)。「追加」が「入力」と変わるあたりにタッチモードの目的をそれとなく示唆しているといえなくもない

 制限事項で紹介したように、Office 2013 RTではマクロを実行できない。マクロを含んだOffice文書を開くと、警告が出てマクロを無効にする。Office 2013 RTにはマクロを操作するメニューがないため、マクロの作成や動作の確認も不可能だ。同様に、メディアファイルの再生や機能連携を行うための各種アドインプログラムも利用不可となっている。アドインプログラムが使えない理由は、主に「Windows RTではアドインプログラムを実行できない」ことに由来するとみられる。

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