“2画面Ultrabook”はまるで未来のガジェット?――「TAICHI21」徹底検証11.6型フルHD液晶デュアルの衝撃(5/6 ページ)

» 2012年12月06日 11時45分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

Ultrabookトップクラスの性能をベンチマークテストで実証

 ベンチマークテストの結果を見てみよう。Ultrabookとして上位の基本スペックを持つだけにパフォーマンスも上々だ。参考までに、ほぼ同等のハードウェアスペックを備えたWindows 7搭載Ultrabookの「ZENBOOK Prime UX21」(UX21A-K1256)と、CPUにCore i5-3317Uを採用するWindows 8搭載Ultrabook「dynabook R822」(試作機)のスコアも併記した。

 まずパフォーマンスの鍵を握るSSDの性能をCrystalDiskMarkで確認してみた。シーケンシャル/ランダム、リード/ライトともバランスのとれたスコアで、ZENBOOK Prime UX21(UX21A-K1256)の搭載SSD(ADATA XM11)を上回り、Ultrabookに採用されるSSDとしてはトップクラスの性能を持つことが分かる。

 Windowsエクスペリエンスインデックスでもプライマリハードディスクのサブスコアは8.1と上々のスコアだ。全体的にも大きな弱点がなく、Windows 8を快適に使えるパフォーマンスを示している。

CrystalDiskMark 3.0.1cのスコア(グラフ=左)。Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア(グラフ=右)

 また、PCMark 7、3DMark Vantage、3DMark06、そのほかのゲームベースのテスト、すべてのスコアで良好な結果だ。dynabook R822に比べて、特に3D系テストでは差を広げたが、これはCPUクロックが高いことに加えて、メモリがデュアルチャンネルアクセスに対応していることが大きいと思われる。ZENBOOK Prime UX21(UX21A-K1256)とはOSが異なるので単純な比較はできないが、SSD性能の優位もあって、総合スコアではすべて上回る。

PCMark 7のスコア(グラフ=左)。3DMark Vantage 1.2.0のスコア(グラフ=中央)。3DMark06 1.2.0(1024×768)のスコア(グラフ=右)

ストリートファイターIVベンチマークのスコア(グラフ=左)。MHFベンチマーク【絆】のスコア(グラフ=右)

バッテリー駆動時間の実測値、動作時の騒音と発熱は?

 バッテリー駆動時間はBBench 1.01(海人氏・作)を利用して測定した。1画面表示のノートパソコンモードでテストしている。無線LANでネットに常時接続し、BBenchの設定は「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」および「10秒間隔でのキーストローク」とした。WebブラウザはInternet Explorer 10(64ビット)を指定し、タブブラウズはオフに設定、Bluetoothはオフ、キーボードバックライトの輝度は最小としている。

 電源プランはデフォルトではASUS独自の「PowerSaving」が使われるが、試作機のためか、性能重視の設定となっていたため、OS標準の「バランス」設定を利用し、ディスプレイの輝度は30%に固定した。液晶ディスプレイの輝度が高いため、30%の設定でも一般的なUltrabookの40%設定より明るいほどだ。

 この条件で満充電からバッテリー残量が5%になり休止状態へ移行するまでの時間は4時間28分だった。公称の5.2時間よりは短かったが、まずまずの駆動時間といえる。今回は1画面表示でテストを行ったが、2画面表示では消費電力が高くなるため、バッテリー駆動時間も短くなることを覚えておきたい。

 動作音については、平常時は静粛で、高負荷時もうるさいというほどの音はしない。発熱は底面の奥が中心だ。ピンポイントでは45度(室温22度)とそれなりに高くなるが、全体としてはさほど熱くならず、ノートパソコンモードで手が多く触れるパームレスト部分までは熱が伝わってこない。

 なお、タブレットモードでWebページやWeb動画を見る程度であれば、最も発熱する部分でも37度前後にまでしかならなかった。

暗騒音32デシベル/室22度の環境において、本体手前5センチに騒音計を設置し、動作音を測定した結果(グラフ=左)。室温22度の環境において、3DMark Vantageを実行した直後のボディ表面温度を放射温度計で測定した結果(グラフ=右)

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