「15型で世界最薄Ultrabook」の開発において、13型で世界最軽量Ultrabookを実現したLaVie Zで採用した技術を同様にふんだんに盛りこんだ。
同一性能ならもっとも背の低い部品を選定、主要コンポーネントの片面実装、薄く、かつ効率を高める厚さ5ミリの薄型ツインファン仕様とした「極薄基板(マザーボード)」の設計、15型ボディの面積を最大限活用し、各部品を重ならないよう効率的に配置する「平面配置」技術、従来の構造比で1ミリ厚さを低減する「筐体一体型キーボード(井桁構造)」の採用などにより、基本性能、ボディ強度、冷却性能などNEC基準以上の品質を当然保持したまま、これまでなかった15型クラス/12.8ミリ厚とする極薄ボディを実現している。
デザインについても「美しく、上品」と感じられるよう、細部まで手がかかっている。
「ボディに採用したアルミニウム合金のシルバーに、ごくわずかに青みを入れることで“似たようなシルバーの一歩先をゆくイメージ”を演出できるよう、そして上質さをより引き立てる色味になるよう工夫した。これは底面も同様で、“どこから見ても美しい”と思ってもらえるような仕上がりになっていると思う。また、NECには“超いじわる”な品質試験がある。例えば角から落としても壊れない──とする落下試験があるが、当初は角をシャープにすると持たないと言われていた。それを、デザインはそのままで構造を工夫することで基準以上の強度を保てるよう克服できた」(NECデザイン&プロモーション LaVie Xデザイン担当の山本桂氏)
LaVie Xは、NECの直販サイト「NEC Direct」オリジナルモデルとして「LaVie G タイプX」も用意する。以下のカスタマイズも可能だ。
などのオプションメニューを用意する。SSDを店頭モデルの256Gバイトから128Gバイトに変更、Officeも店頭モデルプリインストールのOffice Home and Business 2010をなしとするなどの選択により、基本構成価格で12万9780円から購入できる。店頭モデルは実売17万5000円前後のため、かなり割安な価格でオーダーできるのがメリットの1つだ。
なお、ワイヤレスマウスオプションは、ホイールの横チルト操作などでWindows 8対応のジェスチャー操作が行えるLaVie L付属品と同等のワイヤレスマウスと、USBレシーバーを“本体に内蔵”するかたちで提供するもの。本来は本体のUSBポートに装着するUSBレシーバーが不要となることで、本体の利便性を損ねずワイヤレスマウスも追加できるメリットがある。
無線LANモジュールはCentrino Advanced-N 6235をMini PCI Express接続で実装するが、残念ながらWiMAXコンボモジュール、あるいはLTE/3Gモジュール内蔵化オプションを追加する予定は現時点ないそうだ。


レビュー:これが新世代の15.6型か、本当に持ち運べる“超薄型軽量”を実現──写真で見る「LaVie X」
NEC、もう1つの“スペシャルな極薄PC”「LaVie X」発表──15.6型フルHDで12.8ミリ厚・1.59キロ・7時間動作
NEC Special media
薄い、軽い、美しい!:Ultrabook特集
Windows 8特集
2012年PC秋冬モデル特集2012年PC秋冬モデル特集
2012年PC秋冬モデル:全機種Windows 8に刷新、タッチノート、RTな“変形”タブレットも──NEC「LaVie/VALUESTAR」新モデル
LaVie Zロードテスト:第5回 LaVie GタイプZを新幹線&遠征に持っていったZ!
本田雅一のクロスオーバーデジタル:LaVie Zが「800グラム台」を実現できた本当の理由
レビュー:な、何だこの軽さはっ! 13.3型で875グラムの“超”軽量Ultrabook──「LaVie Z」徹底チェックレビュー:な、何だこの軽さはっ! 13.3型で875グラムの“超”軽量Ultrabook──「LaVie Z」徹底チェック
写真と動画で見る「LaVie Y」──Windows RTで何ができる?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.