AMD、新型APU「Temash」「Kabini」「Richland」の概要を公開2013 International CES

» 2013年01月08日 19時01分 公開
[ITmedia]

性能はBrazos 2.0の“5割増し”に

 AMDは、コンシューマー向けに開発している新型のAPUを公開した。公開したAPUは、SoCを採用する開発コード名「Temash」「Kabini」だ。2013年上半期の出荷を予定している。1月8日(現時時間)から始まる2013 International CESでは、Kabiniを搭載する薄型ノートPCのプロトタイプや、Temashを搭載するタブレットデバイス、そして、コンバーチブルタイプのノートPCを展示する予定だ。

 Kabiniは、現在のBrazos 2.0の後継となるシリーズで、デュアルコアとクアッドコアのモデルを用意する。処理性能においては、Brazos 2.0から50パーセント以上の向上が期待できるとAMDは説明している。Temashは、Windows 8を導入するタブレットPCへの搭載を想定したAPUだ。Temashに統合するグラフィックスコアの性能は現在のHondoに統合するグラフィックスコアの2倍に相当するという。

 AMDは、開発コード名「Richland」、そして「Kaveri」といった開発が進んでいるAPUの概要も紹介している。AMDによると、Richlandの処理能力は、従来のAPUと比べて22〜40%ほど向上するという。Richlandの次には、開発コード名「Kaveri」が控えている。出荷開始は2013年下半期を予定しており、28ナノメートルプロセスルールを導入する。また、GPUではノートPC向けで最新モデルとなる「Radeon HD 8000M」シリーズのOEM向け出荷が始まったことも明らかにした。

Richkandでは、向上する処理性能によって可能になった、顔認識やジェスチャー機能を利用するアプリケーションをバンドルして提供する予定だ

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