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ソニーは1月29日、「VAIO」ブランドの2013年PC春モデルを発表した。2012年秋冬モデルと同様、店頭販売向けの標準仕様モデルと、購入時に仕様が選択できるソニーストア直販のVAIOオーナーメードモデルを用意し、2013年2月9日に発売する。
ラインアップに新シリーズは見当たらず、スライドボディのハイブリッドPC「VAIO Duo 11」、Ultrabookの「VAIO T」、光学ドライブ内蔵のハイスペックなオールインワンモバイルノートPC「VAIO S」、スタンダードノートPC「VAIO E」、テレビ機能に注力した液晶一体型PC「VAIO L」を用意。VAIO Tシリーズにタッチパネル付き15.5型フルHD液晶搭載モデルを追加した以外は、基本スペックの底上げが中心となる小幅なアップグレードだ。
ソフトウェア面では、オフィススイートをOffice 2010からOffice 2013に移行。店頭モデルにはすべてOffice Home and Business 2013をプリインストールしている。OSは2012年秋冬モデルに引き続き、64ビット版のWindows 8だ。
なお、当初の予定より発売が延期となり、2012年11月17日に発売された「VAIO Eシリーズ14P(上位機)」秋冬モデルと、同年12月8日に発売されたテーブルトップPCこと「VAIO Tap 20」秋冬モデルの後継機は投入が見送られている。
独自のスライド機構により、タブレット形状とノートPC形状をワンアクションで素早く切り替え可能な11.6型ハイブリッドPCのVAIO Duo 11は、今回もフラッグシップモデルに位置付けられる。春モデルではボディデザインや基本設計を継承しつつ、直販モデルに新色のシルバーを追加し、Core i7-3687U(2.1GHz/最大3.1GHz)に最大512GバイトSSDといった従来よりハイスペックな構成が選べるようになった。店頭モデルもCPUを強化している。
UltrabookのVAIO Tシリーズは、従来の11.6型、13.3型、14型に加えて、15.5型の大画面モデルを追加した。タッチパネル付きの15.5型フルHD液晶やテンキー付きキーボード、光学ドライブも搭載したオールインワン仕様のUltrabookだ。ボディの厚さは22.8ミリ、重さは2.35キロとなる。14型モデルにもタッチパネル付き液晶を装備したことで、11.6型モデル以外はWindows 8のタッチ操作が可能だ。
光学ドライブを内蔵したハイスペックなオールインワンモバイルノートPCのVAIO Sは従来同様、13.3型と15.5型の画面サイズを用意。店頭モデルは15.5型に1TバイトのハイブリッドHDD(8GバイトのNANDフラッシュメモリ内蔵)と8Gバイトメモリを標準搭載し、13.3型の画面解像度を1600×900ドットに高めつつ、外部GPUも追加するなど、基本仕様を大幅に強化した。直販モデルでは、SSD RAID構成が選べるカーボン天板の13.3型上位モデル(13P)も引き続き展開する。
スタンダードノートPCのVAIO Eは、11.6型、14型、15.5型、17.3型の幅広いラインアップを継承した(11.6型は店頭のみ、17.3型は直販のみ)。基本仕様に大きな変更点はなく、15.5型モデルの液晶を高輝度化したほか、CPUクロックの向上やHDDの大容量化を行っている。
AV機能に注力した液晶一体型デスクトップPCのVAIO Lも、店頭モデル上位機のメモリ構成を4Gバイト2枚から8Gバイト1枚に変更し、下位機のCPUクロックを高めるなど、控えめなアップグレードだ。
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