オンキヨーのSlatePadは、7型から10.1型までをAndroid、11.6型以上はWindows 8をOSに採用して展開する計画とする。
「オンキヨーは、モバイル用途ではない14型以上のものも“タブレット=スレート”に据え、戦略としてより大型の32型〜70型クラスの機器まで──特に大型の機器も法人シーンを中心に大きな市場があると想定している。また、タブレットがPC市場を食ってしまうなどの意見があるが、オンキヨーとしてはそうはとらえていない。タブレットはこれまでPCが使われなかったところにこそどんどん入っていくと思っており、タッチやペンによる操作の容易性を軸に、これまで対応できなかった客層にもアプローチできると実感しつつある。この戦略は今後も推進する」(菅社長)
また、オンキヨー“ならでは”の特長として期待されるオーディオ/ビジュアル的な機能は、機器の仕様や規模、事業施策(法人向けを主流に推進)などの経緯があり、基本的に採用されない。ただ「周辺機器」としてオーディオ/ビジュアル関連機器は随時投入する考えだ。
同時に発表されたミニプロジェクター「PP-D1」もその一環。重量約280グラムの軽量ボディと60分バッテリー動作(標準モード時)可能な携帯性、最大70V型サイズ(投写距離3メートル時)に投写できる性能、豊富な接続インタフェース(Mini HDMI、USB Mini-B、SDメモリーカード+メディアプレーヤー機能)などにより、営業/会議といったビジネスシーンのほか、写真/動画再生を中心とするタブレットと組み合わせたプライベート利用シーンへの訴求も推進する。
このほか、Dockコネクタ搭載オーディオ機器を“新機種にも対応”させるDockコネクタ接続型Bluetoothレシーバー「WR-BT2」、大出力合計100ワット(25ワット+25ワット+サブウーファー50ワット)出力のNFCペアリング対応高品位Bluetoothスピーカー「WS-TX」、設置面を振動させ低音再生を補強する小型Bluetoothスピーカー「WS-VX」などの近日投入も示唆した。
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