→660Ti後継:NVIDIA、実売3万円の「GeForce GTX 760」を投入
MSIは、独自クーラー「Twin Frozr 4S」を採用したOC仕様の「N760GTX Twin Frozr 4S OC」を発表、6月29日に発売する。実売価格は3万5980円前後。
100ミリ径ファン2基と、ヒートパイプ、銅製ベースのヒートシンクを組み合わせたMSI独自クーラーを搭載するほか、簡易オーバークロックユーティリティ「GAMING APP」により、用途にあわせてGPUクロックを3段階で切り替えられるのが特徴。エコモード時は、リファレンスのベースクロックである980MHzだが、ゲームモード時は1020MHz、さらにGPU Boost 2.0時の最大クロックは1085MHzまで上昇する。
映像出力はDVI×2、HDMI、DisplayPort。なお、カプコン製ゲーム「バイオハザード6」の無料ダウンロードクーポンをバンドルする。
ZOTACはGeForce GTX 760搭載グラフィックスカードを2モデル投入する。リファレンスデザインを踏襲する「ZOTAC GeForce GTX760 2GB DDR5」と、独自クーラー採用の「ZOTAC GeForce GTX760 2GB DDR5 TwinCooler」で、実売価格はともに3万円前後。前者が6月25日、後者は7月上旬に発売する。
ZOTAC GeForce GTX760 2GB DDR5は、リファレンスデザインながら、ベースクロックを993MHz、Boostクロックを1059MHzに引き上げたOCモデル(リファレンスは980MHz/1033MHz)。一方のZOTAC GeForce GTX760 2GB DDR5 TwinCoolerは、80ミリ径ファンを2基搭載するほか、ボード長が約177.8ミリのショート基板設計となっている。また、ベースクロックが1059MHz、Boostクロックが1124MHzと、さらにオーバークロックされている。
両モデルともにZOTAC独自のOCツール「FIRESTORM」に対応、映像出力はDVI×2、HDMI、DisplayPort。なお、ZOTAC GeForce GTX760 2GB DDR5のTDPはリファレンスと同じ170ワットだが、ZOTAC GeForce GTX760 2GB DDR5 TwinCoolerは180ワットと若干上がっている。
Galaxyは、オリジナルデュアルファンを搭載する「GF PGTX760-OC/2GD5」を6月26日に発売する。実売価格は3万2980円前後。
独自のデュアルファンにより、22.5デシベル(アイドル時)を実現した静音設計が特徴。GPUクロックはベースが1058MHz、Boost時で1100MHzとオーバークロック幅も高めに設定されている。TDPは170ワットだ。映像出力端子はDVI×2、HDMI、DisplayPort。補助電源コネクタは6ピン+6ピンではなく、8ピン+6ピン構成になっている。
なお、4GバイトのGDDR5メモリを搭載する「GeForce GTX760 GC 4GB」やリファレンスに準拠した「GeForce GTX760 2GB」もラインアップされているが、日本での展開は未定。
ASUSTeKは、OC仕様の「GTX760-DC2OC-2GD5」を6月末以降に発売する。実売価格は4万3000円前後。
GPUに密着させたヒートシンクと、デュアルファンで構成される独自クーラー「DirectCU II」を採用するオーバークロックモデル。リファレンスデザインのクーラーと比較して冷却性能を20%向上し、最高15%の低音動作を実現したという。
ベースクロックを1006MHz、Boostクロックを1072MHzに引き上げているほか、詳細なOC設定やモニタリングが行える高機能ツール「GPU Tweak」を付属する。映像出力は、DVI×2、HDMI、DisplayPortの4系統。TDPは225ワット。
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