「VAIO Tap 21」――より軽く薄く進化した“テーブルトップPC”を徹底検証最新PC速攻レビュー(4/4 ページ)

» 2013年11月12日 13時30分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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まとめ:新世代「テーブルトップ」は家族の共用PCに最適

 VAIO Tap 21は、先代となるVAIO Tap 20の特徴を引き継ぎつつ、より薄く軽くなり、パフォーマンス、液晶ディスプレイなどの機能が強化され、使い勝手も向上し、完成度がグッと高まっている。Windows 8の登場から1年以上が過ぎたことからテーブルトップモードで使えるようなWindowsストアアプリも増えており、活躍できる場面も広がっている。家族の共用PCとして導入するにはぴったりだ。

 今回紹介した店頭最上位モデル(SVT21219DJB)は、19万円前後の実売価格で販売されている。さすがに安くはないが、最上位モデルだけに余裕のある基本スペックで、外付けBlu-ray Discドライブの付属や、Microsoft Office Home and Business 2013、Adobe Photoshop Elements 11の標準搭載を考えると、妥当に思える。

 一方、ソニーストア直販のVAIOオーナーメード(VOM)モデルならば、10万4800円から用意されており、オフィススイートや光学ドライブを省いて価格を抑えることも可能だ。CPUは最高Core i7-4558U(2.8GHz/最大3.3GHz)、メモリは最大16Gバイト、ストレージはSSDが選べるなど、柔軟なカスタマイズに対応している点もうれしい。まずはVOMモデルで仕様と価格をチェックしてみるとよいだろう。

スペック詳細:VAIO Tap 21店頭最上位モデル(SVT21219DJB)

CPU-Zの情報表示画面。Core i5-4500U(1.8GHz/最大3.0GHz)を搭載する(画像=左/中央)。TDP 15ワットのデュアルコアCPUでHyper-Threadingにより4スレッドの同時実行が可能だ。Turbo Boost 2.0に対応し、高負荷時には動作クロックが最大3.0GHzまで上昇する。3次キャッシュは3Mバイトだ。グラフィックス機能には、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4400(DirectX 11.1対応、実行ユニットは20基)を用いている。メモリ容量は8Gバイトでシングルチャンネル動作だ(画像=右)。SO-DIMMスロットが1基空いており、最大容量は16Gバイトとなるが、増設には分解が必要になるため、「メモリ増設はVAIOカスタマイズサービスをご利用ください」(ソニー)とのこと
デバイスマネージャの画面。評価機が搭載しているハイブリッドHDDは「TOSHIBA MQ01ABD100H」とある
VAIO Tap 21店頭最上位モデル(SVT21219DJB)の主な仕様
製品名 VAIO Tap 21(SVT21219DJB)
メーカー ソニ−
OS 64ビット版Windows 8
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) 約523.7×174.2×310.5ミリ(最小傾斜時)、約523.7×321×35.5ミリ(最大傾斜時)
重量(実測値) 約3.9キロ(3882グラム)
画面サイズ(液晶方式) 21.5型ワイド(IPS)、トリルミナスディスプレイ for mobile、X-Reality for mobile搭載
アスペクト比 16:9
タッチパネル 静電容量式
デジタイザ
ディスプレイ解像度 1920×1080ドット(約102ppi)
CPU(コア数/スレッド数) Core i7-4500U(2/4)
動作周波数 1.8GHz/最大3.0GHz
チップセット CPU内蔵
vPro
GPU CPU統合(HD Graphics 4400)
メモリ 8Gバイト(DDR3L/1600MHz 最大16Gバイト)
メモリスロット(空きスロット数) SO-DIMM 2(1)
ストレージ(評価機実装) 1TバイトハイブリッドHDD(TOSHIBA「MQ01ABD100H」)
ストレージフォームファクタ 2.5インチ9.5ミリ厚
ストレージ接続インタフェース Serial ATA 6Gbps
光学ドライブ BDXL対応Blu-ray Discドライブ(外付けUSB接続)
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(Intel Dual Band Wireless-N 7260)
Bluetooth Bluetooth 4.0+HS
NFC 搭載
センサー
有線LAN 1000BASE-T(Intel Ethernet Connection 1218-V)
ワイヤレスWAN
キーボード 日本語JIS 106キ−(外付け無線接続)
キートップ仕様・形状 アイソレ−ション
キーピッチ 約19ミリ(縦実測約19ミリ)
キーストローク 約2ミリ
キーボードバックライト
ポインティングデバイス 無線レ−ザ−マウス
主なインタフェース USB 3.0×2(1基は電源オフチャ−ジ対応)、HDMI出力×1、ヘッドフォン(3.5ミリ)、DC入力(丸形)、Webカメラ(イン92万画素 "Exmor R for PC" CMOS)
メモリカードスロット メモリースティック デュオ(PRO-HG対応)/SDメモリーカード共用(SDXC対応)
SIMカードスロット
その他カードスロット
スピーカー(音質補正ソフトウェア) ステレオ(ClearAudio+、xLOUD、CLEAR PHASE、S-FORCE Front Surround 3D、VPT、Voice Zoom、Sound Optimizer)
マイク デュアル
指紋センサー
セキュリティチップ
セキュリティロックポート
バッテリー動作時間 約4時間
バッテリー仕様 44.17ワットアワー(CPUID HWMonitorで確認)
ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) 45×107×27ミリ
ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) 217グラム/269グラム
ACアダプタ出力仕様 19.5ボルト/3.3アンペア
ACアダプタ対応電圧 100〜240ボルト(50/60Hz)
DC端子形状 丸形
プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) 2ピンメガネ型
防水/防滴
カラーバリエーション ブラック
オフィススイート Microsoft Office Home and Business 2013
価格 オープン(実売価格19万円前後)
発売日 2013年10月19日

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