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» 2014年04月16日 21時30分 公開

「HP EliteBook 840 G1」――“Elite”印の14型ビジネスノートが半額以下で手に入る?注目PCレビュー(2/2 ページ)

[ITmedia]
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実力テスト: Core i5を搭載し、事務用マシンとしては十分な性能

 ベンチマークテストによる性能評価に入る前に、評価機のスペックを見ていこう。CPUはデュアルコアのCore i5-4300Uが採用されている。TDPが15ワットの低電圧版CPUで、4スレッド動作に対応、定格クロックは1.9GHzだが、Turbo Boost時は最大2.9GHzまで動作クロックが上昇する。メモリは4Gバイト、HDDは500Gバイトとなっていた(実機はウェスタンデジタルの「WD5000BPKT」)。

評価機に搭載されていたCPUはCore i5-4300U。2コア4スレッド動作で、定格クロックは1.9GHz、TurboBoost時に最大2.9GHzになる(画面=左)。グラフィックスはCPU内蔵のHD Graphics 4400を利用する仕様だ(画面=右)

 なお、評価機のOSは英語版のWindows 7 Professionalだったが、国内販売モデルは64ビット版Windows 8/8.1 ProおよびWindows 7 Professionalの日本語版(ダウングレード権)になる。

Windows 7のエクスペリエンスインデックス

 さて、Windows 7のエクスペリエンスインデックスのスコアは、プロセッサが7.0、メモリが5.9、グラフィックスが5、ゲーム用グラフィックスが6.4、プライマリハードディスクが5.9となった。ストレージにSSDではなくHDDを採用しており、CPU以外のスコアは平凡だが、オフィス系ソフトの利用には何ら問題はないだろう。ただ、メモリが4Gバイトモジュール1枚の仕様になっているので、予算が許せば4Gバイト×2の8Gバイトに増量したほうがよさそうだ。

 PCMark 7と3DMarkは、以前取りあげたEliteBook 820 G1と比較した。前述の通り、評価機(HP EliteBook 840 G1)はCore i5-4300U(1.9GHz/最大2.9GHz)、4Gバイトメモリ、500GバイトHDDという構成。一方のEliteBook 820 G1は、Core i7-4600U(2.1GHz/最大3.3GHz)、4Gバイトメモリ、256GバイトSSDと、20万円近くするハイスペックなカスタマイズが施されている。

 結果は以下の通りで、ストレージ性能が総合スコアに影響するPCMark 7では、HP EliteBook 840 G1の2401に対して、EliteBook 820 G1が3636と大きく水をあけられた。実際、SSDを搭載したシステムに比べると、OSやアプリケーションの起動が体感で分かるくらいの違いはある。一般事務用途で使うマシンとして不満はないものの、快適な操作性を望むなら、キャッシュとして利用できる32GバイトのmSATAモジュール(+1万円)を追加するのも手だ。

 一方、3D描画性能を測る3DMarkは、ともにIntel HD Graphics 4400のためそれほど差はなく、CPUの違いでPhysicsのスコアに影響が見られる程度。ただ、CINEBENCH R11.5のCPUスコアは、EliteBook 840 G1の2.81ptに対して、EliteBook 820 G1は2.69ptと逆転現象が起きている。EliteBook 820 G1の結果が通常よりも低く出ているようだが、いずれにせよそれほど違いはなさそうだ。

PCMark 7(画面=右)と3DMarkの結果(画面=右)

まとめ:はっきり言って高価……でも今なら半額以下で購入できる!?

 実は、今回取りあげた評価機は、EliteBook 840 G1の「ハイパフォーマンスモデル 日本語版」として販売されている上位モデルから、HDDを500Gバイト(+3000円)に強化した構成とほぼ同じ仕様になっている。Directplus価格は16万6000円+3000円と、スペックに比べてかなり高価な印象は否めない。

 ただし、ここが重要なポイント。原稿執筆時点で実施されている2000台限定の特別キャンペーンモデルなら、CPUのグレードは1つ下のCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)になるものの、上記と同じ構成にIEEE802.11a/b/g/n+Bluetooth 4.0モジュールまで内蔵して7万8000円(税抜き)で販売されているのだ。

 また、CTOオプションも特別価格で提供されており、8Gバイトメモリへのアップグレードが50%オフ、USB接続のDVDスーパーマルチドライブが70%オフ、500GバイトHDDへのアップグレードに至ってはなんと無料で提供されている。さらに、通常販売モデルではなぜか選択できない256GバイトSSDが40%引きの2万円で提供されており、より快適な操作性を追求したカスタマイズも行える。

 「EliteBook」の名を冠した日本HPのビジネスノートPCは、単純なスペック表では伝わらない堅牢性や信頼性を何よりもまず重視するがゆえに、一見するとただ高価なだけのマシンに見えてしまうが、米軍調達基準を満たす過酷なテストに裏打ちされた設計は、ビジネスに安心感を求める人にうってつけだ。しかも、現在実施中の2000台限定キャンペーンモデルなら、一部仕様は異なるが、通常の半額以下という非常にお得な価格で入手できる。これを機に是非検討してほしい。


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