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今さら聞けない「プロジェクター」選びのポイント(その1)SOHO/中小企業に効く「プロジェクター」の選び方(第1回)(2/2 ページ)

» 2014年05月23日 16時30分 公開
[山口真弘,ITmedia]
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画面解像度および比率

プロジェクターの主な解像度
解像度 画素数 アスペクト比
SVGA 800×600 4:3
XGA 1024×768 4:3
HD(720p) 1280×720 16:9
WXGA 1280×800 16:10
WXGA+ 1440×900 16:10
SXGA+ 1400×1050 4:3
FHD(1080p) 1920×1080 16:9
WUXGA 1920×1200 16:10

 高解像度化が著しいPCやタブレットの影響を受けて、プロジェクターも昨今は高解像度化が進みつつある。SVGA(800×600ピクセル)以下の製品は少なくなり、XGA(1024×768ピクセル)以上が当たり前になりつつある。また画面のワイド化にともなって、WXGA(1280×800ピクセル)を標準とする製品も多い。上位モデルになるとWUXGA(1920×1200ピクセル)に対応した製品もある。

 もっともビジネス用途であれば、通常のプレゼン資料を投写するのに高解像度は不要だろう。会議室で遠くの席からでもプレゼンの内容が分かるよう、大きな文字で1ページあたりの情報量を少なくして資料を作成するのが普通だからだ。たとえ動画を再生する場合でも、画面いっぱいにフルHDで表示して高画質にこだわる必要性は乏しいといえる。

 この辺りが画質最優先のホームシアター用プロジェクターとの大きな違いだ。解像度が高いほうが将来にわたって長く使える可能性はあるが、最低限でもXGAないしはWXGAクラスがあれば、不自由を感じることはほとんどない。

 なおプロジェクターで壁面に投写する際は、天地、つまり床から天井までの高さは変えられないのに対して、横方向の投写面積は比較的融通が利くことが多い。それゆえ画面の比率はスクエア(4:3)よりもワイド(16:10や16:9)のほうが、それだけ多くの情報を表示できる。一部のプロジェクターが対応する左右2画面の同時表示でも、ワイド比率に対応しているほうが有利だ。

重量とサイズ

写真はエプソンの「EB-1776W」。厚さ44ミリ、重さ約1.7キロのモバイル向けモデルだが、3000ルーメンの明るさを確保している

 ここまで主に機能について述べてきたが、プロジェクター本体の重量とサイズも製品選びの大きな要因だ。PC本体や周辺機器が軒並み薄型化と軽量化を果たしつつある中、プロジェクターも以前よりは小さく軽くなりつつあるが、それでも重量はいまだ2キロ台が当たり前、サイズもA4サイズが普通といった状況だ。

 そもそもプロジェクターについては、本体に内蔵するランプが強い光と熱を発し、それをファンで冷却するという構造上、無理に小型化するとなると何かしらの機能が犠牲になりがちだ。具体的には明るさが失われたり、ファンを小型化したぶん回転数を上げる必要が出て騒音がうるさくなる、といった具合だ。それゆえ小型の製品を選ぶ場合は、どこかにひずみが出ていないか、チェックしたほうがよい。

 昨今のモバイル向けビジネスプロジェクターは、スリムノートPCやUltrabookのようにある程度のフットプリントを保ちつつ、ボディを薄型軽量化した製品が主流になっており、2000lm以上で2キロを切るようなモデルも見られる。ノートPCや書類と一緒に持ち運ぶことになるため、重ねて持てる薄型ボディは都合がよい。

 なお、LED光源を採用することで、ボディを驚くほどコンパクトにしたプロジェクターも増えつつあるが、ビジネス用途で考えた場合は、前述の通り、明るさとのトレードオフになりがちな点は注意したいところだ。

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