PCなしで年賀状作成が行えるコンパクトプリンタの新機種「PF-81」は、2014年9月に発売された「宛名達人」シリーズ「E-850」の後継機だ。発売日は9月10日、実売価格は5万円台半ばの見込み。
PF-81はボディデザインを一新し、年賀状デザインを原寸大で表示できる縦位置の9型ディスプレイを搭載。タッチパネル付き液晶ディスプレイや説明付きの大きなボタンを採用したUI、画面の案内を見ながらセットできる側面の給紙トレイ、はがきのセットミスによる失敗印刷防止機能など、プリンタに不慣れなユーザーでも使いやすいよう配慮した。
はがき作成では、1500種類のデザインテンプレート、15種類のフォントを利用可能。メモリカードスロットやUSBポートに加え、無線LANと赤外線通信ポートも持ち、スマートフォンやタブレット、フィーチャーフォンからの写真読み込みにも対応する。2016年以降は別冊デザイン集のメモリカードも単体販売し、新モデルと同様のコンテンツを利用可能になるという。
インクは4色一体型カートリッジを採用し、L判写真印刷の速度は約30秒だ。本体には持ち運び用のハンドルもあり、収納時の本体サイズは187(幅)×278(奥行き)×100(高さ)ミリと小さく収まる。重量は約2.6キロだ。
プロセレクションシリーズの「SC-PX7VII」は、写真愛好家向けのA3ノビ対応フォトプリンタ。2011年9月に発売された「PX-7V」の後継機で、8色光沢顔料インク(フォトブラック、マットブラックまたはブルー、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、オレンジ、グロスオプティマイザ)を搭載する。発売は10月上旬の予定、実売価格は5万円台後半の見込み。
ボディは、プロセレクション「SC-PX3V」「SC-PX5VII」のイメージを踏襲したブラックのデザインを採用。前述した新オートフォトファイン!EXに対応する。スマートデバイス用プリントアプリ「Epson iPrint」で利用できる用紙の種類を拡充したほか、スマートフォンの写真でさまざまなバリエーションの印刷が行えるアプリ「Epson Creative Print」にも対応している。
また、「Adobe Photoshop Lightroom」でレタッチした画像やニコンの「ViewNX-i」で閲覧した画像のプリント用プラグイン「Epson Print Layout」では、新たにポジフィルム調のプレビューが可能になった。
印刷速度はL判写真が約36秒、A3ノビが約2分31秒。本体サイズは622(幅)×324(奥行き)×219(高さ)ミリ、重量は約12.3キロだ。
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