米Googleは9月29日(現地時間)、次期モバイルOS「Android 6.0 Marshmallow」を10月4日の週にリリースすると発表した。まずはNexus端末(Nexus5/6/7(2013)/9/Player)に“ローリングアウト”していく。
また、同日発表され、10月中に発売予定の新Nexus端末(Nexus 5XおよびNexus 6P)にも搭載する。
同日の発表イベントでは、以下の新機能が紹介された。
「Now On Tap」は、ホームボタンを長押しすると、その時に表示しているコンテンツに関連する情報を表示する機能。例えば友人から来た動物園への誘いのメールを表示したままホームボタンを長押しすると、動物園の電話番号や行き先案内、Yelpなどでのレビューを開くカードや、メール内に書かれている日時をカレンダーに登録するためのカードなどが表示される(カードの種類はコンテンツによって異なる)。アート作品を表示していると、その作品の作者やタイトルなどの情報が表示される。
しばらく端末を使わないでいると自動的にスリープ状態になる「Doze」や、使用頻度の低いアプリによる電力消費を制限する「アプリスタンバイ」機能により、従来よりバッテリー持続時間が30%伸びたとしている。
新Nexus端末など、指紋センサーを搭載するAndroid端末であれば、指紋認証機能「Nexus Imprint」が使える。ロック解除や「Android Pay」やGoogle Playでのショッピングの際に利用できる。
アプリごとに位置情報、カメラ、マイク、連絡先、電話、SMS、カレンダー、センサーなどにアクセスしてもいいかどうかをユーザーが決定できる。例えば、Twitterでツイートする際に位置情報を表示するかどうかなどを設定でき、変更も可能だ。
Googleアプリの9月24日のアップデートで、Nexus端末では既に変わっているが、「すべてのアプリ」のユーザーインタフェースが変わる。これまで数ページに分かれて表示されていたアプリが1ページにまとめられ、縦スクロールで探すことになる。画面上部に検索枠が追加され、インクリメンタルにアプリを検索できる。検索枠の下にはよく使う4つのアプリが表示される。
ロック画面の左下端にマイクアイコンが表示され、これをスワイプすると直接音声検索ができる。充電完了までの残り時間が表示される機能も追加された。
具体的に何が減るのかの説明はなかったが、Googleがプリインストールするアプリの数が減るという。米国で発売された「Samsung Galaxy Note5」では既に、Google+、Google Play Games、Google Play Books、Google Newsstandがプリインストールされていない。
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