Windows 10発売の4日と21時間後、インテルから「Skylake」こと第6世代Coreプロセッサーが売り出された。初回に登場したCPUは「Core i7-6700K」(5万円前後)と「Core i5-6600K」(3万5000円前後)の2種類。対応するマザーボードは上位チップセット「Z170」を搭載したモデルが各社から投入されている。
初回のラインアップは少なめだったが、「対応マザーのポテンシャルが数段上がって、M.2やUSB 3.1、それにDDR4メモリが普通に組み込めるということで、これを機にマシンを新調しようと考えている人は多いと思います」(TSUKUMO eX.)とプラットフォーム全体の評価が高く、順調に売れ行きを伸ばしていった。伴い、DDR4メモリの流通量とラインアップも増して、ここから急激に値下がりしていくことになる。
下位のラインアップはそれからゆっくりと追加されていった。1カ月後の9月初旬に低消費電力版のCore i7/i5とH170/B150チップセット搭載マザーが売り出され、10月に入って、さらに廉価なH110マザーが登場。
Skylake世代のCore i3とPentiumは9月末にバルク品がごく少数出回ったが、リテール版が潤沢に流通するようになるのは10月末まで待たなければならなかった。
一方で、ハイエンド志向の高付加価値マザーも初回は出回らず、秋から冬にかけて“真打ち”が投入されるパターンが複数みられた。例えば、ASUSTeKの「SABERTOOTH Z170 MARK1」は11月末、「MAXIMUS VIII EXTREME」は12月末にようやく売り出されている。
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