ダブル水冷モデルということで、静音性と冷却性能も確かめてみた。
動作音については、アイドル時でもそれなりの音はするが、ゲームプレイをしてもほとんど変わらない点に注目したい。CPUに最大級の負荷がかかる場合のみ一段階大きな音になるといった具合だ。
一方、FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマーク実行中の温度を計測してみると、GPUは最大でも54度と強力に冷えており、CPUの温度も最大62度と十分に冷却できていることが分かる。特にGPU温度の低さは、水冷システムならではだ。
1年ほど前にGeForce GTX 980搭載のダブル水冷モデルを評価したことがあるが、ラジエーター大型化の効果か、当時よりも静音性は確実に向上している印象だ。この大型ラジエーターは10月3日までの期間限定とされているが、今後BTOで選択できるようになるならば、ぜひ選択することをおすすめしたい。
マウスコンピューターのWebサイトでの直販価格は、22万4424円(送料込み税込)だ。最新のGeForce GTX 1080搭載グラフィックスカードに、第6世代Coreプロセッサの最上位モデル、16GBの大容量メモリ、そしてSSDとHDDのデュアルストレージというゲームマシンとしてソツのない構成に「ダブル水冷」という付加価値も備えているのだから、決して高くはない。むしろ買い得だろう。
特に、1年前や半年前の似たようなハイエンドゲーミングマシンの価格と比べると、随分と安く感じる。ドル円相場の円高傾向もあって最近はPCパーツの価格が下がってきているが、そのあたりもしっかり反映されているようで、今が買い時ではないだろうか。ゲーミングやVR向けにハイパフォーマンスなPCを探している方にとっては、実に魅力的な選択肢だ。

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