本製品をスマートスピーカーから使えるようにするには、まずスマートリモコンに本製品を登録し、その後スマートスピーカーからそれらを認識させる、という手順を踏む。
今回は「Amazon Echo」で使える「eRemote」と、IFTTT経由で「Google Home」から操作できる「Nature Remo」の両製品に本製品を登録してみたが、問題なく利用できた。
どちらも本製品のリモコン信号がプリセットされているわけではなく手動登録となるが、本製品にはボタンが3つしかなく、タイマーボタンを省略すれば最低限必要なボタンは2つだけとあって、登録作業はあっという間だ。
注意点としては、eRemoteの制約上、Alexaと連携させる場合は「照明」として登録することくらいだろうか。詳しくはeRemoteの記事を参照してほしい。Nature RemoにおけるIFTTTの設定手順についても、前回の記事が参考になるはずだ。

「eRemote」をコントロールするためのスマホアプリ「eHome」に登録した状態(画像=左)。ここでは「換気扇」という名称を付けているが、特にこの名称が固定というわけではない。「eHome」に登録した後、Alexaアプリの「スマートホーム」で検出を実行するとアイコンが表示される(画像=右)。これでAmazon Echoで利用できるようになった以上のように、機能面は文句なく、また本体も薄く設置性も優れている。注意すべきなのは先に述べた容量の問題と、あと価格が実売5000円台と、1000円台で入手可能なオーム電機のOCR-05Wに比べて割高なことだ。現実的には、既にオーム電機のOCR-05Wを設置済みの部屋で、どうしても2台目のリモートプラグが必要な場合に限られるだろう。
また何より(しつこいようだが)、冒頭に述べたように、同社の換気扇以外に使うのはメーカーの想定外である。もちろん同社換気扇をスマートスピーカーから制御するために導入するならば何の問題もないが、それ以外の機器との組み合わせは自己責任となることは、くれぐれも注意していただきたい。
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