2台のAmazon Echoでステレオ再生? 実際に試してみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ)

» 2018年11月29日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
前のページへ 1|2       

単体利用時とは比較にならないクオリティーの音楽再生

 実際にステレオ再生を試してみると、単体で使った場合とはまるで別物と言っていいほど、広がりのあるリッチな音を楽しめる。これまで1チャンネルだったのが左右のチャンネルに分かれるため当たり前と言えばそうだが、Echoによる音楽再生の品質に不満があった人も、これならば納得できるのではないだろうか。そう思わせてくれるクオリティーだ。

 サウンドがステレオで再生されることを除けば、Echoの挙動自体は単体で再生する場合と特に変わらない。スマートフォンのAlexaアプリでは、アルバムのアートワークを含む曲情報や、次以降に再生予定の曲を表示できる他、リピートやシャッフル、曲のスキップ、戻るなどの操作も行える。音量のみアプリから操作できないので、音声コマンドか、本体のボタンで操作する。

 左右のスピーカーをつなぐケーブルが不要なため、Echoの配置も自由自在だ。有線ケーブルでは距離的に届かない、部屋の対角線上に配置することもできてしまう。ただし小まめに音量調整が必要になる場合は、手の届く範囲に1台あった方が本体ボタンで直感的に操作できるので、それを前提に配置場所を決めることをおすすめする。

 なお、部屋にこの2台以外のEchoデバイスがある場合は、同じウェイクワードで呼び掛けると別のEchoデバイスで再生が始まってしまうケースもあるので、設定したペアのみ「Alexa」ではない別のウェイクワード、例えば「Echo」や「Amazon」に指定しておくと間違えなくなる。使いこなす上でのコツと言えるだろう。

Amazon EchoAmazon Echo 発売50周年を迎えたビートルズの「The BEATLES」(通称ホワイト・アルバム)をAmazon Musicでステレオ再生している画面(画像=左)。下段には出力先として「ステレオペア」が表示されている。部屋に複数のEchoデバイスがある時は、同じウェイクワードで呼びかけると別のEchoデバイスで再生が始まってしまうので、設定したペアのみ異なるウェイクワードに指定しておこう(画像=右)

Bluetooth接続の音声再生に対応しない点は注意

 1つだけ気をつけたいのは、ステレオ再生できるのはAmazon MusicなどAlexaと連携するストリーミングサービスに限定され、Bluetooth経由での音楽再生には対応しないことだ。つまり、スマホ内の楽曲やテレビの音声などを、Bluetooth経由で今回作成したペアからステレオ再生することはできない。

 そのため、使わなくなったEchoを2台組み合わせ、Bluetooth接続のステレオスピーカーとしてよみがえらせる……という筋書きには残念ながら対応できない。この点はあらかじめ知っておくべきだろう。

Amazon Echo ペアに設定できるのは、対応スピーカーの同じモデルだけだ。対応スピーカーでも異なるモデルを組み合わせることはできない。またBluetooth接続での音声再生にも対応しない

 今回の試用中、ペアで再生中に2台のうち1台のACアダプターを抜いて置き場所を移動させ、再度電源を投入したところ、ペアとして再認識されない状態に陥った。結局、もう1台も再起動しつつ、Alexaアプリを強制終了させて再度立ち上げることでペアが復活したが、一方だけ不意に電源をオフにするというのは、あまりやらないほうがよさそうだ。

 なお、ペアに設定できるモデルは記事冒頭で紹介した通り、対応スピーカーの同じ世代の同じモデルだけだが、サブウーファーの「Echo Sub」があれば、任意の1台と組み合わせてのステレオ再生や、Echo2台とEcho Sub1台の合計3台での再生も行える。Echo Subの詳しい使い方は、次回の連載で紹介する予定だ。

Amazon Echo サブウーファー「Echo Sub」を使えばさらに組み合わせの幅が広がる。これについては別記事で取り上げる

関連キーワード

Amazon Echo | Amazon | スマートスピーカー


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  7. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  8. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  9. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  10. 高音質・良好な装着感・バッテリー交換式――JBLのフラッグシップ「Quantum 950 WIRELESS」は妥協なきヘッドセットか (2026年03月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年