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» 2019年04月10日 12時00分 公開

Androidタブ+ドック=スマートディスプレイは“二重人格”ながらも思った以上に便利だった山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

[山口真弘,ITmedia]
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価格もリーズナブルでパーソナルユースに向いた製品

 本製品は、Androidのフォームファクターの上にAlexaが乗っているため、両方の挙動が混在している。いわば二重人格のようなもので、9割はどちらか一方の挙動なのだが、折に触れてもう一方のフォームファクタの挙動が顔を出すことがあり、その挙動がいまひとつ予測できない。Echo Showのように画面を下にスワイプして設定画面を表示しようと思ったら、Androidの通知領域が表示されるなど、操作方法自体がバッティングしている場合もある。

 ただし、このあたりは使い込んでいくと追々慣れてくるはずで、トータルではあまり問題にならないだろう。むしろ、通常は画面付きのスマートスピーカーとして使い、必要に応じてタブレットとしても使える利便性の高さは、それらのデメリットを打ち消すだけの魅力がある。

 そもそも、家庭内に設置されているスマートスピーカーは、自宅に誰もいない間は待機状態になってしまう。特に家族と共用していない場合は、全くの宝の持ち腐れだ。その点、日中もタブレットとして持ち歩くことができれば、終日にわたって効率的な活用が可能になる。本製品は、そうしたニーズにはピッタリだ。

 言い換えれば、家族で共用することを考えているのであれば、本製品の利用スタイルはフィットしない可能性がある。誰かがタブレットとして使用している間は、実質的にスマートスピーカーとして使えなくなってしまうからだ。パーソナルユースに向いた製品、と言ってしまっていいだろう。

 もう1つの大きなメリットは価格で、前回の記事で述べたように、本製品のタブレット部分を単体で買うのに比べてプラス約3千円(税込み3万2270円)で入手できるのは、ちょっとした驚きだ。これで5万円前後といわれると少々ためらうが、3万円台前半とリーズナブルである。Echo Show(2万7980円)にプラス約5千円程度ということを考えても、買い得感は高い。

 そもそも、画面付きのスマートスピーカーは今後市場に受け入れられていくかまだ不透明なところもあり、そういった意味でタブレットとしても使える本製品は、“つぶしがきく”製品といえる。ウェイクワードが変更できないなど、Echo Showでは使える一部の機能がない点さえ許容できれば、パーソナルユースに向いたAlexaデバイスとしてお勧めしたい。

Lenovo Tab 縦向きでの利用ももちろん可能だ。ちなみに縦位置に固定していても、ドックに取り付けると画面は自動的に横向きになる
Lenovo Tab ベースになった「Lenovo Tab P10」向けのサードパーティー製保護カバーなど、アクセサリーもそのまま流用できる
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