ゲームよりもクリエイター向き? 夢が広がる「第3世代 Ryzen Threadripper」の実力(5/5 ページ)

» 2020年02月07日 12時00分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
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消費電力 電源選びは慎重にすべき

 最後に、消費電力もチェックする。GeForce RTX 2080 Tiを組み合わせた環境であることも大きいが、アイドル時、高負荷時共に第3世代Threadripperの消費電力は大きい。

 “究極”を目指して、GeForce RTX 2080 Tiを組み合わせようと考える人も多いだろう。その場合、後半3つのベンチマークが示すように、600W近くの消費電力を想定して電源を選ぶべきだ。安定性や寿命を考えると、ミニマムな構成でも1000〜1200W級を検討すると良いかもしれない。

消費電力 第3世代Threadripperの消費電力はやはり大きめ。電源はそれを考慮に入れて選ぶべきだろう

夢が広がる第3世代Threadripper ワークステーション用途におすすめ

 コア数が増えるということは、同時実行できることが増えるということだ。マルチタスクを考えていないのならば、Socket AM4のRyzenの方が明らかにコストパフォーマンスは良好だ。

 ベンチマークテストの結果からも分かる通り、第3世代Threadripperを使えばDirectX 12ベースのゲームでフレームレートは向上するものの、環境構築にかかる費用は度外視できない。CPU自体もちろん、マザーボードも比較的高価で、メモリもクアッドチャネルで4本セットでそろえなければならない。

 フレームレートを数fps改善するためにコストを払うのは、なかなか難しい。それが目的であれば、グラフィックスカードを買い換えた方が安上がりなことも考えられる。

 ただ、第3世代Threadripperによって、PCのできること、有り体にいえば“可能性”が広がることは間違いない。ゲーム配信や実況、映像制作などのワークステーション寄りの用途をするなら、今はクリエイターではない人であっても積極的に選ぶ理由になる。

 ギリギリ、コンシューマーが入手できる(かもしれない)夢のCPUであり、それをライバルに先駆けて投入できたことは、大きな価値のあることだ。

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