では実際に使ってみよう。インタフェースはUSB Type-C限定なので、PCにケーブル1本をつなぐだけですぐに認識、表示される。給電も同時に行われるため、電源アダプターなどを接続する必要はない(というよりも補助給電用のポート自体が存在しない)。
利用にあたっては画面を覆うスタンド兼用カバーを本体から取り外し、スタンドとして組み立てた後、本体を立て掛けるという手順になる。組み立て方および角度の変更方法(2段階)はかなり分かりづらいのだが、スタンドの内側に来る面に手順がプリントされており、外出先で困る心配もない。説明書だけで済ませず本体にプリントする配慮はありがたい。
このスタンドは単に上から立て掛けているだけなので、本体を90度回転させて縦置きにすることも可能だ。安定性が高いとは言えないが、純正スタンドを使って縦置きにできる製品は珍しい。ブラウザなど縦スクロールの画面を表示したい人は要チェックだ。
面白いのが、本体正面の右下にある、鉛筆が挿さる程度の直径約9mmの穴だ。これはペンなどを挿すことで、付属のスタンド兼用カバーなしで本製品を立てられるユニークな仕組みと言える。横置き/縦置きの両方に対応できるので、出張や旅行などで荷物を少しでも軽量化したい時、スタンド兼用カバーを使わずこれで済ませる手もあるだろう。
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