ストレージ関連の動きが活発になったのも、年の後半になってからだ。
HDDは7月初旬に、最大容量を更新する18TBモデル「WD Gold WD181KRYZ」がWesternDigitalから7万6000円前後で登場した。10月にはSeagateからもNAS向けと、データセンター向けの18TBモデルが売り出され、選択肢を増やしている。
当時オリオスペックは「NAS向けなどの大容量HDDでも容量単価の高い8〜10TBモデルが人気ですが、限られたスペースにできるかぎり大容量を積みたいというケースも少なからずあるので、18TBの動きも見守りたいですね」と話していた。
SSDも、7月末から出回っているサムスンの2.5インチSATAシリーズ「870 QVO」が9万8000円前後で8TBモデルをそろえたように、大容量の選択肢が増えている。秋頃には1TBモデルが2.5インチタイプで1万円前後から、M.2 NVMe(PCIe 3.0)タイプでも2万円前後から買えるようになり、「売れ筋がギガ(500〜512GBクラス)から、テラ(1TBクラス)に移った感がありますね」(TSUKUMO eX.)といったコメントも聞かれるようになった。
そして、ブート用としてはPCIe 4.0タイプの売れ行きが目立つようになっている。10月初旬にサムスン「980 PRO」、11月中旬にWesternDigital「WD_BLACK SN850」と、いずれも連続リード毎秒最大7000MBを公称する高速モデルが登場し、やはり1TBモデルを中心にヒットしている。
オリオスペックは「(PCIe 4.0をサポートする)現行世代のRyzenシリーズを使っている人は、やはりPCIe 4.0タイプを選びますよね。シェア的にAMDが優勢ですし、自然とトレンドがPCIe 4.0に移っているところがあります」と話していた。
最後に、人気の超小型PCシリーズを見ていく。
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