Summitシリーズの新モデルでは、第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)を採用している。Summit E13 Flip Evoについては、モデル名にもある通りIntel Evo Platformにも準拠する。
新しいCPUの採用でグラフィックスを含む全体的な処理パフォーマンスが向上しているが、MSIによるとSummit E13 Flip Evoは「同じレベルの2in1ノートPCよりも10%高いパフォーマンスを発揮する」という。高パフォーマンスを維持できるように、ハードウェア設計にも配慮がなされているそうだ。
なお、Summit E13 Flip Evoは「モダンスタンバイ」にも対応している。また、指紋と顔による生体認証も利用できる。Thunderbolt 4やWi-Fi 6E(※1)への対応も含めて、とにかく“待たせない”ことに注力している様子が伺える。
(※1)IEEE 802.11ax規格の無線LANのうち、6GHz帯の電波を利用するもの。6GHz帯は米国以外の国/地域では利用に向けた法整備が進んでいる状況にある
ビジネス向けPCには、セキュリティも求められる。先述の生体認証に加え、Summitシリーズの新モデルではTPM 2.0チップも搭載している。
テレワーク環境ではWebカメラも欠かせない。もちろん、新モデルにもWebカメラは搭載されているが、プライベートではWebカメラがかえって“邪魔”になることもある。そこで、新モデルには「カメラスイッチ」を備えている。このスイッチをオフにすれば、カメラへの電源供給が断たれるため、不意なカメラの動作を抑制できる。
モバイルノートPCは、バッテリー駆動時間の長さも重要だ。Summit E13 Flip Evoは、満充電から約20時間(※2)のバッテリー駆動を実現したという。また、15分の充電で約2時間半使える急速充電にも対応している(※2)。
(※2)1080p(1920×1080ピクセル)の動画をストリーミング再生した場合の自社計測値。充電は付属のACアダプターを使った場合
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