それでは、ベンチマークスコアでパフォーマンスを見ていこう。
CPU性能を見るCINEBENCH R23では、Multi-Coreで9195pts、Single-Coreでは1231ptsだった。スコアとしては8コア16スレッドのCPUとして妥当なところだろう。その上で、おそらく本製品が搭載するCPUクーラーはリテールCPUクーラーよりも冷却性能が高いため、特にSingle-Core側を中心にブーストがより効いた結果になっている。
PCの総合性能をテストするPCMark 10(Standard)のスコアは6546だ。Essentials(日常操作)が9798、Productivity(オフィスアプリ中心の作業)が8415、Digital Content Creation(コンテンツ制作作業)が9231と、各シナリオとも十分にハイエンドPCとしてのスコアを記録している。ゲーミングPC=ハイエンドな万能PCという、よく言われる傾向をストレートに示している。
3D描画性能も高い。3DMarkは、Time Spyが8592、Fire Strikeが19113、Port Royalが4987といったスコアだ。主に重量級タイトルならフルHDで60fpsゲーミング、eスポーツ向けなど軽量タイトルならWQHDや4Kが狙えそうなところである。重量級では、DirectX 12のタイトルは多少画質調整が必要だろう。
VR性能を数値化するVRMarkでは、Orange Roomが11605、Cyan Roomが2752、最も負荷が高いBlue Roomが2543だった。ターゲットフレームレートを満たすのはOrangeとCyanだ。この点で、VR用としても十分に通じるスペックと言える。
最後に、実タイトルのゲームで見ていこう。
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