実タイトルのゲームテストはTom Clancy's Rainbow Six Siege、ASSASSINS CREED VALHALLA、WATCH DOGS LEGIONを試した。軽量なTom Clancy's Rainbow Six Siege(Vulcan)ではフルHD/最高設定で385fps、WQHD時で276fps、4K時で144fpsだった。eスポーツ向けのいわゆる120Hz超のゲーミング液晶ディスプレイとの組み合わせも良好と言えるだろう。
ASSASSINS CREED VALHALLAはフルHD/最高画質時で83fpsだ。低位1%も53fpsなのでおおむね問題ない。WQHD時も74fps(低位%51fps)でこれも映像は十分になめらかに見える。ただし4Kはやや負荷が高すぎるようで、「高」設定でも63fps(低位1%48fps)だった。
WATCH DOGS LEGIONはフルHD/最大画質が59fps(低位1%48fps)で、やや荷が重い。ただしDLSSが利用可能なので、レイトレーシングオン(中)とDLSSを1レベル(高性能)効かせれば83fps(低位1%65fps)に向上するため、画質&フレームレートとも十分に楽しめる。
デスクトップPCを求める人は、PCに拡張性を求めたり、パーツのアップグレードが容易に行えたりすることに主眼を置いている場合が多かったように思う。その点、本製品は小型ながら光学ドライブも内蔵可能で困ることはない。ストレージは十分に搭載でき、メモリもBTOで32GB(チップセットの仕様は64GB)まで拡張できる。
将来を考えた時に、唯一気になるのはグラフィックスカードを換装するのかどうかが問題になるぐらいだろう。とはいえ、本製品のようなRTX級のゲーミングエントリーモデルは、多くの人のニーズを満たしてくれる。これ以上の性能を求めるハイエンド志向のユーザーは、より上位のCPUやGPUを選べるモデルをベースにすべきだ。
一方で本製品のコンパクトさは実用における快適さで大きなメリットがある。その上、フルHDゲーミングをターゲットとするならば性能は十分だ。CPUとチップセット、つまりプラットフォームが1世代古いが、その分価格は17万9080円(送料、税込み)とコストパフォーマンスが良い。
そうした点を総合すると、ゲーミング入門者に最適なゲーミングデスクトップPCと言えるだろう。また、今後も需要が続くであろうパワフルな在宅ワーク用PCとしても小型ボディーが役立つはずだ。
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