インタフェースを見ていこう。
左側面には2基のThunderbolt 4(USB4)とHDMI 2.0の各ポートが用意されている。Thunderbolt 4はUSB機器とのやり取りだけでなく、外部ディスプレイ出力や高速なSSDをつなげてのデータ転送、本体への給電などが可能だ。このためHDMIポートと合わせて3面の外部画面出力が行える。
右側面にはmicorSDXC対応カードスロットと3.5mmのマイク/ヘッドフォンコンボジャック、USB 3.2 Gen1 Type-Aポートが配置されている。必要最低限ながら過不足のない構成で、いずれも接続時に邪魔になりにくいボディー奥側に並んでいるのも好印象だ。
背面には排気口が用意されており、底面の吸気口から空気を吸い上げて冷却する仕組みとなる。システムに長時間負荷をかけ続けると、左側のヒンジ近くにCPUがあるためこのあたりがとても熱くなる。膝上で使う場合が多いユーザーは気になるところだ。
従来のZenBookシリーズでおなじみとなる、エルゴリフトヒンジは本機にも継承されており、液晶ディスプレイを開けるとキーボード部分が持ち上がって若干の角度が付く。この数度の違いがあることで、キーボードを打ちやすくしている。
ZenBook 14の特徴の1つとして、マイクのノイズキャンセリング機能が搭載されたことが挙げられる。これは第11世代のCoreプロセッサに搭載された「Gaussian & Neural Accelerator 2.0」(GNA 2.0)の機能を使ったものだ。実際にZoom会議をして確かめてみたが、ドアを開け閉めしたり、換気扇をつけたりしても全く相手に聞こえず効果が大きかったが、TVのニュース音声ははっきりと聞こえた。
またZenBook 14は「Intel Evoプラットフォーム」に対応している。Intel Evoプラットフォームとは、Intelが定めた基準をクリアしたノートPCに与えられるもので、主に以下のような特徴がある。
システムの概要については既に紹介したが、無線LANはWi-Fi 6に対応する他、Bluetooth 5.1もサポートしており、その要件を満たしている。Intel Evoプラットフォームであれば、ビジネス向けのPCとして快適に使えるというお墨付きを与えられたような形だと思えばいいだろう。
次に内部スペックを確認する。
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