スタンド内蔵でフラット! 三脚に固定可能なUSB Type-C接続の15.6型モバイルディスプレイ「MB16ACV」を試すモバイルディスプレイの道(3/3 ページ)

» 2021年09月27日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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プラスとマイナスがかなりはっきり分かれた製品

 以上のように、本製品はプラスの部分とマイナスの部分が、かなりはっきり分かれた製品だ。縦置きにも対応する一体型スタンド、三脚穴、収納しやすいフラットな構造、さらにDisplayPort Alternate Mode非対応PCで使うためのUSB Standard Aケーブルが添付されるなど、「こんなモバイルディスプレイが欲しかった」と思えるギミックが多数用意されている。

MB16ACV 最近は据え置き用途で購入する人も多いとされるモバイルディスプレイだが、本製品は背面がフラットなことから、ケースに入れての持ち歩きもしやすい
MB16ACV 添付ケーブルの仕様がシールで貼り付けられていて分かりやすい。他社も参考にして欲しい部分だ

 一方、OSDメニューの使いづらさは、やはり大きなマイナスだ。モバイルディスプレイはさまざまな環境で使われることから、据え置きのディスプレイに比べて、メニューを使って調整する機会は多い。そんな中、明るさを調整するだけでも、メニューの深い階層を開かなくてはいけないとなると、気が滅入ってしまう。これをどこまで許容できるかで、本製品の評価は大きく変わってくるだろう。

 実売価格は直販ストアで税込み2万7720円(原稿執筆時)と概ね標準的だが、購入から3年間の保証が付属しているのも大きなアドバンテージだ。前述のような若干気になる点は把握した上で、15.6型モバイルディスプレイの候補の1つとして、検討してみてはいかがだろうか。

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