税込み2万2000円のWindowsタブ「mouse E10」を使って分かったこと【前編】Windows 11にも無償アップグレード可能(2/2 ページ)

» 2021年11月22日 12時12分 公開
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マグネットで吸着するキーボードユニットが付属

 付属するキーボードユニットは実測値で約285gあり、専用の5ピン端子経由でUSB接続される。キーピッチは約16.5mm、キーストロークが約1.5mmを確保する他、キー配列にクセはなく扱いやすいJIS配列のキーボードは変則的な配置もなく、至ってスタンダードだ。ただ、矢印キーの上下がやや小さく、キートップが隣接している(キーの隙間が少ない)ため慣れるまではミスタッチを誘う。

 普段からペン操作のタブレットとして割り切って使い、キーボードユニットは取り外しておくという手もあるだろう。

mouse E10 タブレット 付属のキーボードユニットはカバーも兼ねる。キーピッチは約16.5mm、キーストロークが約1.5mmを確保する他、キー配列にクセはなく扱いやすい。タッチパッドは幅が約82mm、縦が約39mmと小ぶりだ
mouse E10 タブレット タブレットとは専用の端子と2カ所の溝で接続する。マグネット式でしっかりと固定される
mouse E10 タブレット 本体のハンドルはクラムシェル時のスタンドにもなる。角度は無段階で調節可能だ。奥行きは約30cmを必要とする

10点マルチタッチ操作対応の10.1型液晶ディスプレイを搭載

 10.1型の液晶ディスプレイは10点マルチタッチ対応(静電容量方式)で、画面解像度は1280×800ピクセルとなる。このあたりはやや物足りないスペックと思われがちだが、採用するCPUやメモリ容量を考えると、バランスは悪くない。

 詳細なテストは別記事に譲るが、実際に使っていてもWebページの閲覧や設定の切り替えなどは思った以上にキビキビと動作し、重たいアプリケーションやマルチタスクであれやこれやという処理を避ければ、至って普通に利用できる。

mouse E10 タブレット 10.1型の液晶ディスプレイは10点マルチタッチ操作をサポートする。明るさは10段階に調整でき、最低輝度でも真っ暗になることはない。画面への写りこみはそれなりに発生するが、液晶ディスプレイの角度調整でしのげる場合も多い
mouse E10 タブレット ボディー背面に電源のオン/オフ/充電状況/バッテリー残量低下などの状態を示す電源LEDと、Wi-Fiのオン/オフ/接続状況が分かるWi-Fi LEDが並ぶ

 インタフェースは左側面にまとまっており、カバーを開けるとUSB 2.0(microB)、microHDMI出力、SDXC対応のmicroSDメモリーカード、USB 3.0(Type-C)、3.5mmのヘッドフォン、電源の各端子にアクセス可能だ。

 利用する度にカバーを開けるのが面倒で、microHDMI→HDMIやmicroB→USB Type-Aといった端子変換ケーブルやアダプターを別途用意する必要はある一方で、USB Type-C端子を1基備えている(USB Power DeliveryやDisplay Alternate Modeには非対応)のでそれほど不自由はしないだろう。

 なお、無線LAN(Intel Wireless-AC 9461)は、IEEE 802.11ac/a/b/g/n(最大433Mbps対応)で、Bluetooth 5.1をサポートする。

mouse E10 タブレット キーボードを装着した状態の右側面。電源と音量調節ボタンがある
mouse E10 タブレット 左側面のカバーを開けると、やUSB 2.0(microB)、microHDMI、microSDメモリーカード、USB Type-C(5Gbps)電源端子などが並ぶ

 前編の本記事ではmouse E10の概要を見てきたが、後編ではベンチマークテストを使ったパフォーマンスのチェックやWindows 11へのアップグレード、便利な使い方などを見ていく予定だ。

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