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» 2022年01月13日 11時30分 公開

NVIDIAがGeForce RTX 3080にメモリ12GB品を追加 AIで表示品質を改善する新ドライバも登場

米NVIDIAは1月11日、デスクトップPC向けGPU「GeForce RTX 3080」のグラフィックスメモリを10GBから12GBに増量した新製品を発売した。

[ITmedia]

 米NVIDIAは1月11日(現地時間)、デスクトップPC向けGPU「GeForce RTX 3080」のグラフィックスメモリを10GBから12GBに増量した新製品を発売した。日本でもASUS JAPANがこのGPUを搭載したグラフィックスカード「ROG Strix RTX 3080-O12G-GAMING」を1月15日に発売する予定だ。

ASUS JAPANの「ROG Strix RTX 3080-O12G-GAMING」。グラフィックスメモリを12GBに増量している ASUS JAPANの「ROG Strix RTX 3080-O12G-GAMING」。グラフィックスメモリを12GBに増量している

 今回発売となった製品を、既存のGeForce RTX 3080と比べると、グラフィックスメモリが増えた他にも細かい違いがある。CUDAコアは8704基から8960基に増量し、ベースクロックはやや下がった。さらに、メモリのバス幅が320bitから、上位製品であるGeForce RTX 3080 Tiと同じ384bitに広がっている。

GeForce RTX 3080 Ti GeForce RTX 3080(12GB) GeForce RTX 3080(10GB)
CUDAコア 10240 8960 8704
ブーストクロック 1.67GHz 1.71GHz
ベースクロック 1.37GHz 1.26GHz 1.44GHz
グラフィックスメモリ 12GB GDDR6X 10GB GDDR6X
メモリバス幅 384ビット 320ビット
GeForce RTX 3080(12GB)の主な仕様。比較のためメモリが10GBの製品や、上位製品であるGeForce RTX 3080 Tiの仕様も併記した

 また、既存のGeForce RTX 30シリーズと同じように仮想通貨マイニングの性能を引き下げたLTR(Lite Hash Rate)仕様となっており、ゲーマーを強く意識した製品になっている。

AIで表示品質を改善する新ドライバ

 さらにNVIDIAは、GeForceシリーズの「Game Ready」ドライバに新機能を追加することも発表した。このドライバは14日に配布開始の予定だ。

 GeForceシリーズには、ディスプレイの表示解像度を超える解像度で描画データを作成し、ディスプレイの表示解像度に下げて描画する「NVIDIA DSR(Dynamic Super Resolution)」という機能を備えており、細部の描写がより現実に近くなるという効果が得られる。

 今回の新ドライバでは、DSRの処理にTensorコアを使用した深層学習を取り入れる「DLDSR(Deep Learning Dynamic Super Resolution)」機能が加わった。DSRに比べて少ないピクセルから高品質な画像を作成できる上、処理速度も速くなるという。ただしTensorコアを使用するため、この機能はGeForce RTXシリーズでなければ使えない。

左から元々の表示、DSR処理をかけた表示、DLDSR処理をかけた表示 左から元々の表示、DSR処理をかけた表示、DLDSR処理をかけた表示

 GeForce ExperienceのFreestyleフィルターには、深さに着目した新しいフィルターが加わった。光と影を強調して、深さを表現する「SSRTGI(Screen Space Ray Traced Global Illumination)」と、物体が重なり合う部分の影を強調する「SSAO(Screen Space Ambient Occlusion)」、そして焦点が合っているものははっきりと描写し、その前後にあるものをぼかして表示する「Dynamic DOF(Depth of Field)」の3種類だ。

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