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今回はCPUのパフォーマンスを確かめることが主目的だったが、GPUのパフォーマンスも合わせてチェックしていく。まず「3DMark」を使って主要なテストを進めた。結果は以下の通りだ。
- Time Spy(描画解像度:2560×1440ピクセル、DirectX 12ベース)
- 総合スコア:1万3171ポイント
- グラフィックススコア:1万3234ポイント
- CPUスコア:1万2827ポイント
- Night Raid(描画解像度:1920×1080ピクセル、DirectX 12ベース)
- 総合スコア:5万1690ポイント
- グラフィックススコア:10万9700ポイント
- CPUスコア:1万2934ポイント
- Fire Strike(描画解像度:1920×1080ピクセル、DirectX 11ベース)
- 総合スコア:2万7250ポイント
- グラフィックススコア:3万3850ポイント
- フィジックススコア:2万7877ポイント
- コンバインドスコア:1万918
- Port Royal(レイトレーシングテスト)
ノートPCに内蔵できる外部GPUとしては“最強”であるGeForce RTX 3080 Ti Laptopだけあって、いずれのスコアも現時点におけるノートPCでは最高峰である。
3DMark(Time Spy)の結果
……と、ここで内蔵GPU(Iris Xe Graphics)の性能も気になる人もいると思う。そこで、内蔵GPUを使ってTime Spyのテストを実施してみた。結果は以下の通りである。
- 総合スコア:2097ポイント
- グラフィックススコア:1832ポイント
- CPUスコア:1万1769ポイント
内蔵GPUとしては決して悪いスコアではない。それでも、ハイエンドな外部GPUを前にするとスコアはかすんでしまう。一部の動画編集アプリなど、Iris Xe Graphicsに最適化されたアプリを使う場合や消費電力を優先する場合などを除いて、積極的に使う機会は少なくなるだろう。
内蔵GPUを指定して3DMark(Time Spy)を実行した結果。超強力な外部GPUを前にするとスコアが低いようにも思える。しかし、CPUに内蔵されたCPUとしては強力なのである
実ゲームをベースとするベンチマークテストとして、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク(FF14ベンチマーク)」と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク(FF15ベンチマーク)」もフルスクリーン描画で実行してみた。結果は以下の通りだ。
- FF14ベンチマーク
- フルHD/最高品質:2万3420ポイント(非常に快適)
- フルHD/高品質(ノートPC):2万6428ポイント(非常に快適)
- FF15ベンチマーク
- フルHD/高品質:1万2069ポイント(非常に快適)
- 4K/高品質:5868ポイント(やや快適)
さすがのGeForce RTX 3080 Ti Laptopでも、FF15の4K/高品質設定は厳しいようではある。それでも、搭載している液晶パネルの特性を考えれば「どんなゲームでもフルHDなら超高フレームレートで楽しめるPC」としては大いに“アリ”だろう。
FF14ベンチマークの結果。この画像ではシステム設定の都合でGPUが「Iris Xe Graphics」となっているが、GeForce RTX 3080 Ti Laptopの結果で間違いない
FF15ベンチマークの結果。フルHD解像度であれば、高品質設定も余裕である
こちらも、内蔵GPUを指定したテストも行っている。参考に、結果を記す。
- FF14ベンチマーク
- フルHD/最高品質:5113ポイント(普通)
- フルHD/高品質(ノートPC):7242ポイント(やや快適)
- FF15ベンチマーク
- フルHD/高品質:2003ポイント(重い)
- フルHD/標準品質:2895ポイント(やや重い)
FF15レベルのゲームは、Iris Xe Graphicsでは荷が重いようである。
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