レビュー機の日本語キーボードは、ピッチが実測19mm(キートップサイズは16.5mm)、ストロークは公式データによると1.5mmを確保している。Nキーロールオーバーとアンチゴーストに対応しているので、ゲームプレイ中に多数の同時押しが発生した場合でもタイプしたキーを正確に認識して、確実なプレイ制御を可能にしている。
大画面ノートPCでありがちのテンキーは備えていないが、右端列に音量制御とマイクオン/オフの機能キーを並べている。Page UpキーやPage Downキーといったカーソルを動かしてしまうキーはないものの、Enterキーの右脇にキーが並んでいるとストレスを感じるユーザーは気になるかもしれない(Enterキーの脇に「ミュート」と「音量アップ」が配置してあるので、音を消して使っている場合に影響が出そうだ)。
なお、カスタマイズオプションとしてCHERRYと共同開発したメカニカルキーボードも選択できる。こちらのキーボードはキーストロークが1.8mmとより深くなる他、ドイツ製ステンレススイッチ、金メッキを施した接点エンクロージャーの採用で耐久性に優れた激しいプレイにも耐えられる設計となっていることが特徴だ。ただし、配列が米国英語(US)のみとなることに注意したい。
ディスプレイは17.3型液晶を搭載している。カスタマイズオプションとして以下の3種類のスペックが用意されているが、いずれもハードウェアベースのブルーライトカット機能「ComfortView Plus」、表示同期技術「NVIDIA G-SYNC」、ディスプレイを駆動するGPUを動的に切り替える「Advanced Optimus」に対応している。
先述の通り、今回のテスト機は最大360Hz駆動のフルHD液晶を搭載している。最大リフレッシュレートはもちろんだが、応答速度も1ミリ秒とかなりのハイスペックだ。非光沢加工なので、周囲の映り込みによって集中力がそがれることもない。
「このサイズなら、4K液晶でもいいのでは?」と思うかもしれないが、標準構成からクーポン適用前で4万832円増しとなる他、リフレッシュレートや応答速度が若干落ち込むため、重視する要素に合わせて選ぶといいだろう。
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