先週、新メーカー「ソリダイム」(SOLIDIGM)から、PCIe 4.0対応のM.2 NVMe SSD「P41 Plus」シリーズが登場した。価格は2TBモデルが3万1500円前後で、1TBモデルは1万7000円強、512GBモデルは9000円弱だ(税込み、以下同様)。2TBモデルの連続リード速度は毎秒最大4125MB、ライト速度は毎秒最大3325MBとなる。
ソリダイムは、IntelのSSDやNAND事業と生産施設などを受け継ぐ形で、SK Hynix傘下で2021年12月に誕生した新会社だ。P41 Plusはリテール品としてアキバに初めて出回る製品で、発売と同時に最大1万2000円分のデジタルギフト券などが当たるキャンペーンも10月31日までの予定で展開している。
複数のショップで同社のポスターが貼られており、派手なデビューを飾っている印象だ。ただ、初動では様子見の雰囲気が漂っているとのコメントが多かった。
あるショップは「そもそも成り立ちを知らないお客さまが多くて、『ソリダイムって何?』とピンと来ていない印象を受けます。P41 Plusもスペックだけ見たら、PCIe 4.0対応としては特段高速でもなく、コスパが高いわけでもなく。何というか、ブランドの浸透までにもうちょっと時間がかかりそうです」と率直に語っていた。
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