VRコンテンツを楽しんだり、メタバース内で交流したりするのに必ずしもHMDが必要だというわけではない。
国内で、7年前からメタバースプラットフォーム「cluster」の開発/運営を行ってきたclusterは、スマホだけでVRの世界を楽しむ展示を行っていた(もちろん、展示の中で一番人気はMeta Quest 2を装着しての体験プレイだ)。
取材時は、ワールドクラフト機能を使ってユーザーが自分で作ったメタバース内アイテムをcluster経済圏で売買できる「ワールドクラフトストア(β版)」の発表や、タカラトミーとのコラボにより、メタバース内で等身大(以上の大きさ)の黒ひげ危機一発を楽しめる「メタバース 黒ひげ危機一発」が発表された。
ボードゲームやテーブルゲームといえば、どうしてもフィジカルなアイテムゆえ、リアルに人が集まらないと楽しめないという縛りがあるが、メタバース内であれば遠く離れた友人や知人、親戚などと遊ぶことができる。コロナ禍で、なかなか年老いた親と自分の子どもとの接点を持ちづらくなったが、これであれば遠く離れていてもつながりを保てるのではないだろうかと感じた。
またTGS2022の期間中には、clusterアプリ(Meta Quest向けやVIVE向けもあり)を使って特設ワールド「TGS特設ワールド」を公開しているので、手持ちのスマホで楽しんでみてはどうだろうか。
TGS2022では、あちらこちらのブースでマウスコンピューターのPCを目にした。その1つが、ヨーロッパ生まれのゲームパブリッシャーのPLAION(プレイオン)で、全ての試遊スペースにマウスコンピューターのゲーミングブランド「G-Tune」のPCとキーボード、マウスを設置していた。
なぜマウスコンピューターのゲーミングPCを使っているのかを聞くと、「海外のゲームタイトルは高画質でハイクオリティーなものが多い。それらをプレイヤーが満足いくほどに遅延なく動かせる高性能PCだから」と説明してくれた。
インディーゲームを販売するPLAYISMでも、体験プレイ用のPCにG-Tuneを用意しており、「プレイしているみなさんから、ゲームがカクつく/動かないなどといった話は聞かず、満足してもらえている」とのことだった。
サードウェーブが展開するゲーミングブランド「GALLERIA」は、eスポーツエリアにブースを構えていた。ブースをのぞいてみると、タレントの小籔千豊氏とMasuo氏のトークショーが開催されていたが、「高性能なPCは、ゲームの勝敗を分けるだけでなく、仕事をスピードアップするのにも役立つ」とMCの平岩康佑氏が話すと、2人がウンウンとうなずく一幕も見られた。
学生からビジネスパーソンまで、さらにはゲーム初心者からプロまで対応する幅広いモデルをGALLERIAは展開している。例えば、ゲーミングノートPC「GALLERIA UL7C-R37」であれば、26万9980円でFPSをかなり快適にプレイできるという。しかも、ゲーミングノートPCなのに2kgを切る重量のため、持ち運ぶのも対応可能だ。
ゲーム配信も行うようなビジネスパーソンであれば、「GALLERIA UA9C-R39」もお勧めだという。これであれば、オンラインミーティングをしながら、それをキャプチャ録画しつつ、文字起こしをする――という作業も、スムーズに行えそうだ。
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