レノボ、「ThinkPad X1 Carbon Gen 10 30th Anniversary Edition」を発売 日本独自の特典付きで33万円1000台限定

» 2022年10月05日 12時58分 公開
[ITmedia]

 レノボ・ジャパンは10月5日、ThinkPadの30周年記念モデル「ThinkPad X1 Carbon Gen 10 30th Anniversary Edition」の受注を開始した。日本における販売は1000台限定で、直販サイトでの税/送料込みの販売価格は33万円となる。

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ThinkPad X1 Carbon Gen 10 30th Anniversary Edition ThinkPad X1 Carbon Gen 10 30th Anniversary Edition(日本向けモデル)
発表の様子 ThinkPadの研究/開発を行う大和研究所の責任者を務める塚本泰通常務が発表役を務めた

ThinkPad X1 Carbon Gen 10 30th Anniversary Editionの概要

 ThinkPad X1 Carbon Gen 10 30th Anniversary Editionは、その名の通り「ThinkPad X1 Carbon Gen 10」をベースとしたモデルで、ThinkPadブランドの生誕30周年を記念して複数の独自要素を加えている。

 米国では構成の異なる2モデルが用意されているが、日本では「21CB00CQJP」の1モデルのみの展開となる。日本モデルは兄弟会社であるNECパーソナルコンピュータ(NECPC)の米沢事業所で組み立てられ、正面から見て右側のヒンジには受注順の「通し番号」が刻まれる(※1)。

(※1)実際のシリアル番号とは別なので注意が必要

箱 日本向けモデルの組み立てはNECPCの米沢事業所で行われる。製品の外装箱にはその旨を示すシールも貼られていた
通し番号 右側のヒンジには、日本における受注順の通し番号が刻まれる。発表会で展示されていたサンプル機には、実際には出荷されない「J0000」という番号が刻まれている(「J」は日本を意味する)

 日本モデルは、先に報じた米国モデルと各部の仕様が異なる。

 CPUはCore i7-1260P(Pコア4基8スレッド+Eコア8基8スレッド)で、メインメモリは32GB(LPDDR5-5200:増設/換装不可)、ストレージは512GBのSSD(PCI Express 4.0接続、OPAL対応)を備える。OSはWindows 11 Proをプリインストールしている。

 ディスプレイは14型有機ELで、最大解像度は2880×1800ピクセル(アスペクト比16:10)で、DCI-P3の色域を100%カバーしている。天板はカーボンの織り目が見えるタイプを採用しており、天板とパームレストにあるThinkPadロゴは「Pad」がRGB(赤/緑/青)に色付けられている。WebカメラはフルHD撮影と顔認証に対応するMIPI(Mobile Industry Processor Interface)接続のもので、コンピュータビジョンも備える。

 各種インタフェースやワイヤレス通信回りの仕様は通常モデルと同様だが、30th Anniversary Editionの日本モデルでは5G/LTE対応の通信モジュールが標準搭載される。キーボードはLEDバックライト付きで、日本語配列のみとなる。

カメラ 日本モデルでは、MIPI接続のフルHDカメラと顔認証カメラとコンピュータビジョンを搭載している。MIPI接続のメリットはCPU(厳密にはCPU内部のIPU)と直結できることにある(参考記事
カーボン柄カーボン 天板はカーボンの織り目が見えるタイプで、ThinkPadロゴの「Pad」がRGBデザインになっている。ちなみに、この天板はカーボン素材の提供元である東レがレノボに提案して実現したのだという
パームレスト パームレスト左側のDolby Atmosロゴは「30th Anniversary Edition」ロゴに置き換わっている。通常モデルと同様に、Intel Evoプラットフォームにも準拠している

 30th Anniversary Editionの特典として、以下のものが付属する。「★」印が付いているものは、日本限定特典だ。

  • 専用の封印バンド
  • 専用ステッカー(シール)セット
  • 専用の付属品箱
  • RGBカラーのTrackPointキャップ
  • RGBカラーのTrackpointキャップ(スペア)
  • 記念ブックレット(リチャード・サッパー氏と内藤在正氏からのメッセージ)
付属品 30th Anniversary Edition専用の付属品類。ここに写っているものは世界共通の特典で、日本モデルではスペアのRGBカラーのTrackpointキャップも付属する

 内蔵バッテリー駆動時間は最大約21.7時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0)となる。本体サイズは約315.6(幅)×222.5(奥行き)×15.36(高さ)mm、重量は約1.15kgだ。

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