では実際に使ってみよう。
デバイスとの接続用ポートは、全て本体の左側面に搭載されている。USB Type-Cポートが上寄りに配置されているため、USB Type-Cケーブル1本で接続しようとすると、ケーブルが宙に浮いた格好になってしまう。利用頻度が低いであろうイヤフォンジャックを、上の方に配置した方がよかったかもしれない。
ただし本製品に付属するUSB Type-Cケーブルは、片端がL字になったタイプで、こちらを本製品側に差し込めば、ケーブルを真横ではなく下方向に逃がすことができる。これならばケーブルをうっかり引っ掛ける恐れも少なくなるだろうし、見栄えもぐっとよくなる。
さて、表示性能面では特に際立った特徴のない本製品だが、横置きだけでなく縦置きでも使えるのは1つの利点だ。本製品背面のスタンドは、側面が斜めにカットされていることから、それを下にして立てることによって、本体を縦向きに設置できるのだ。
一般的に、スタンドを内蔵したモバイルディスプレイは、縦置きには対応できないことが多いだけに、これは強みとなりうる。特に外出先で使う場合、設置スペースに余裕がないためやむなく縦に置くといった使い方にも対応できるので重宝する。ケーブルは真上に挿すことになるが、前述のL字コネクタ側を挿してケーブルを横に逃がせば目立たないだろう。
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