ViewSonic「VA1655」はスタンド込みのモバイルディスプレイなのに700g以下を実現! 縦置きでの利用も試してみたモバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

» 2022年10月24日 12時30分 公開
[山口真弘ITmedia]

スタンド内蔵型では珍しい? 縦置き設置に対応

 では実際に使ってみよう。

 デバイスとの接続用ポートは、全て本体の左側面に搭載されている。USB Type-Cポートが上寄りに配置されているため、USB Type-Cケーブル1本で接続しようとすると、ケーブルが宙に浮いた格好になってしまう。利用頻度が低いであろうイヤフォンジャックを、上の方に配置した方がよかったかもしれない。

 ただし本製品に付属するUSB Type-Cケーブルは、片端がL字になったタイプで、こちらを本製品側に差し込めば、ケーブルを真横ではなく下方向に逃がすことができる。これならばケーブルをうっかり引っ掛ける恐れも少なくなるだろうし、見栄えもぐっとよくなる。

モバイルディスプレイ ViewSonic VA1655 USB Type-Cポートが高い位置となるため、このようにケーブルが宙に浮きがちだ
モバイルディスプレイ ViewSonic VA1655 L字になっている側を本製品側に挿せば、見栄えもよくなる
モバイルディスプレイ ViewSonic VA1655 レノボ・ジャパンの14形モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」と並べたところ。サイズのバランスは良好だ
モバイルディスプレイ ViewSonic VA1655 斜め方向から見ても視野角は広く、発色もよい
モバイルディスプレイ ViewSonic VA1655 背面。ポートを差し込む面はやや厚みがあるので、ノートPCを真横に置いてもケーブルが干渉しにくい
モバイルディスプレイ ViewSonic VA1655 ノートPCと背中合わせにしてのプレゼン利用にも十分耐えうる
モバイルディスプレイ ViewSonic VA1655 ベゼル幅は左右および上ともに実測6.5mm程度なのだが、5mm程度に見えるように奥から手前にかけてカットされている

 さて、表示性能面では特に際立った特徴のない本製品だが、横置きだけでなく縦置きでも使えるのは1つの利点だ。本製品背面のスタンドは、側面が斜めにカットされていることから、それを下にして立てることによって、本体を縦向きに設置できるのだ。

 一般的に、スタンドを内蔵したモバイルディスプレイは、縦置きには対応できないことが多いだけに、これは強みとなりうる。特に外出先で使う場合、設置スペースに余裕がないためやむなく縦に置くといった使い方にも対応できるので重宝する。ケーブルは真上に挿すことになるが、前述のL字コネクタ側を挿してケーブルを横に逃がせば目立たないだろう。

モバイルディスプレイ ViewSonic VA1655 本体背面のスタンドは側面がナナメにカットされているため、そこを接地させるように置くことで縦置きが可能になる。ちなみに画面の自動回転機能はない
モバイルディスプレイ ViewSonic VA1655 縦置きの場合、ケーブルは真上から出ることになる。ケーブルのL字側をディスプレイ側に刺すようにすれば、ケーブルが上向きに飛び出すのを極力抑えられる
モバイルディスプレイ ViewSonic VA1655 別アングルから見たところ。仕組み上、縦置き時の角度は変更できない。また、バランスは必ずしもよくないので転倒には要注意だ

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